4.0
確実にやらかしてくれる面白さ!
タイトルを見て半ば予想していたが、予想をうらぎらず、不動産業界で最もヤバい営業方法(つまり正直な営業)をやらかしまくってくれる主人公。それでいて何とか生き残っちゃうところが、この世の中もまんざら捨てたものではないと思わせる。
- 0
97104位 ?
タイトルを見て半ば予想していたが、予想をうらぎらず、不動産業界で最もヤバい営業方法(つまり正直な営業)をやらかしまくってくれる主人公。それでいて何とか生き残っちゃうところが、この世の中もまんざら捨てたものではないと思わせる。
とてつもなく強い雀士の戦いぶりはストレス解消に最適です! 見た目クールだけど、実は温かい血が体いっぱいに流れている感じ。この作品、実際にマージャンを打つ人が見ると、配牌や自摸、上がり役が「良すぎる!」のが難かもしれませんが、それを脇に置いても、とにかくスカッと爽やかな強さです!
とにかく痛快な斉藤さん!たいていの人が世間や組織の圧にひるんで言えないことを、平然と(ときには猛然と)言ってのけちゃう。萎縮しきった学校の先生の心にも希望の光をもたらす、あんたはバトル天使だ!
この作品の主人公の小児科医は、ほぼどんな状況下でも平常心、バランス感覚、人への友愛の感情を失わない。それをシンボリックに表現しているのが、澄みきった目です。それを見ただけで「今回も病気を直してくれそうだ」と感じます。
毎回、わくわくどきどきが最高潮になったところで「つづく」という感じなので、読みやめることが出来ません。
国際情勢や各国の軍事情報などを深く研究したうえで作品が構成されており、非常にリアルな緊張感が楽しめます。
ややこしい世の中、なかなかズバッとモノがいえませんが、斉藤さんがかわりにずばずば言いまくってくれるので気持ちがいいし、気づいたらなんだか自分にも気合を入れられているようです。
平成から令和にかけて、法律家や金融マンが社会悪と戦う小説や漫画、映画、ドラマはたくさん出てきましたが、この作品はその先駆けであり、もはや古典に近くなっている作品ではないでしょうか?
絵が地味、登場人物もストーリーもある意味で地味ですが、我々の日常にも直結するような悲劇や不幸の恐ろしさ、そこから助け出してくれる主人公たちの胸のすくような活躍…、それでいて単純なハッピーエンドでなく、ほろ苦い人生の味わいもじっくりとしみた味噌汁のような名作だと思います。これから社会人になる年代の方々にとくにお薦めします!
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
正直不動産