4.0
43話まで読みました。
救国の英雄が美男の基準、英雄に倒された魔王が醜男の基準とされる国の、魔王似の辺境伯ディルミックにお金目当てで嫁いだ主人公ロディナ。けれど日本人だった前世の記憶があるロディナにとっては、ディルミックは国宝級のイケメンで、この国の美醜差別のひどさに憤慨しながら、繊細で誠実な彼に次第に惹かれていきます。
そんなロディナとシンクロするように私自身も彼に惹かれていくわけですが、その一方で、もしもこの国の美醜の基準が現代日本と同じで、ディルミックが現代日本で醜いとされる顔や姿だったら、はたして自分がこの物語を同じように楽しみ、同じ強さで憤慨するのだろうかと考えたときに、胸がヂクヂクと痛むのです。そしてそのヂクヂクはけっこう頻繁にやってきます。
メルヘンチックな絵でふんわり描かれていますが、なかなかに奥深く、美醜にふり回されている人間には手痛い面もある作品です。
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お金が大好きな平民の私は卑屈貴族と契約結婚して愛し愛されます コミック版 (分冊版)