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どこか自己投影してしまう。
能力的に恵まれない悲しさが、自分と重なって心に響く。相手のためにとがんばった結果が、利用されていたとはショック。ここから、彼女はどう生きていくのだろうか。
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23236位 ?
能力的に恵まれない悲しさが、自分と重なって心に響く。相手のためにとがんばった結果が、利用されていたとはショック。ここから、彼女はどう生きていくのだろうか。
売れなくなった批評家の話かと思いつつ、読んでいるうちに、訳がわからずに困惑。しかし、彼の犠牲者達の物語が綴られていく、と理解できた。この設定は、面白い。それぞれの人物が、どんな思いをしてきたのか、丁寧に描かれている。
ある程度のパターンは予想できたが、まだまだ裏がありそう。展開が速いので楽しめる。でも、やはり、パワフルな時にしか読めないのは、テーマが重いせいだろうか。
異端だからと排除され、そこに救世主登場。よくあるパターンだけれど、蝶の耳という設定、牡丹、着物を清めるなどなど、シチュエーションがよいので、読み進めるのが楽しい。
記憶力が突出していても、当人にとっては、それがごく「普通」のこと。物心ついた時から、ずっとその状態だったから、そう捉えるのも当然。他者からみれば、めちゃくちゃ凄いことなのだけど。太学に行ったら、また別な力が顕現するのだろう。それが楽しみ。
好奇心、異端への興味、心惹かれるのは、異端だから。それを見過ごせない悪意が近づいている。救世主は、おそらく、おにぎり君だろう。
語らなくても、必要な時は、明示する。そんな先生に仕えるのは、心地よいだろう。先生は一人暮らし。以前の職場のように、他者に気遣いする必要は皆無。言葉は交わさなくても、行動から気持ちを理解する。ステキな在り方。
子どもが好きで、世話好き。家事能力も高い。前世ではまだ十代だったのに、配慮ができるヒロイン。出会った少女が懐くのは当然。自分と向き合ってくれるから。アリスの心の傷が癒されて、言葉を取り戻すのは近いかもしれない。それが楽しみ。
心が読める彼と、どう関わるのか悩むみのり。もう一人の能力者の言葉が胸に刺さる。心が読めることへの同情心!大変だろうなって思うことも、同情心かもしれない、と気づかされた。同情心って、どこか上から目線の気持ち。あるがままに受け入れるって、難しい。そんなことを考えつつ、次を楽しみに読んでいる。
突然、異世界へ。もちろん、自分の意志ではない。同時に召喚されたリナは聖女として宮殿へ。一人取り残されるが、気遣いしてくれた人物の家に。戻れない、と知った時、何とか、自分の力で生きていこう、と決心。まだ料理はしていなすが、タイトルから、得意の和菓子で、生きる術と生き甲斐をみつけるのだろう。
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落ちこぼれ魔女と恋を知らない天才魔術師