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ベルばらを経て、作風も線も絵も、漫画家として最ものっていた時代に描かれた名作。1巻の表紙にも描かれたユリウスのあの物憂げで掴みどころなくも芯の強さと媚びない色香を感じさせる瞳…!ベルばら終盤のオスカルの目にも通じるあの美しい瞳を見ることができるだけで有り難い気持ちになります。
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ベルばらを経て、作風も線も絵も、漫画家として最ものっていた時代に描かれた名作。1巻の表紙にも描かれたユリウスのあの物憂げで掴みどころなくも芯の強さと媚びない色香を感じさせる瞳…!ベルばら終盤のオスカルの目にも通じるあの美しい瞳を見ることができるだけで有り難い気持ちになります。
オスカルの死で幕引きではなく、マリー・アントワネットの処刑シーンを経て、民衆に惨殺されたフェルゼンの姿までを描き、作品冒頭と呼応させるように三人の誕生年月日のモノローグで完結させたのが素晴らしい。まさに不朽の名作。
あの長編大作をこのページ数にぎゅっと凝縮して描き上げるなんて、いったいどれだけの力量と画力をお持ちの漫画家さんなのでしょう。おそらく背景も装飾もモブも全てお一人で描いてらっしゃいますよね。すごいの一言に尽きます。
それにしても、エデの色香は半端じゃありませんね。あどけなさの残る一途な娘さんなのに、水煙草を蒸す姿が板についてたり、オペラグラスで観劇する仕草が妙に色っぽかったり。何もないのにドキドキしちゃいました。
2作目のストーリーから思い切ってツルツル頭のスタイルにした宰相様。改めて1作目を読み返すと、わりと(むしろ、かなり)前頭部のお髪はフサっとしてらして、そこまでツルツルにする必要はなかったのではと思ってしまいました。
この作品の面白さは言わずもがな。ただ、回が進むにつれて、話がどんどん長くなってるのがちょっと残念です。初期の頃のように短編でいろんな悪の華道ストーリーが読めると嬉しいのですが。
大和和紀先生の作品のなかで、はいからさんが通ると同じくらい大好きな作品です。
さまざまな天使ちゃんとその家族たちの問題を、財力と不思議な魔法で解決していくスーパーナニー。でもギンさんがホントに魔法を使っていたのか、はたまたトリック的なものだったのかは、最後まで分かりませんでした。できれば連載を復活させてほしいと切に願います。
長らく不遇に甘んじていたにもかかわらず主人公が擦れてなくて健気なほど素直でいい子。そのうえ可憐。ストーリーも面白くて言うことなしなのに、いかんせん1話1話が短すぎて、この点だけ残念です。
上司にしたいNo.ONE悪魔・ルシファー様が登場なさるたび、彼の方の 地獄の底よりも深い思いやりと気遣いに心癒されてます。できれば悪魔のみなさんの登場回数をもっともっと増やしていただきたいと思いつつ、天界のみなさんの登場回も楽しく読ませてもらってます。
仁井くんの一発目のセリフ「神は死んだ」で大笑いさせていただきました。
彼が組んでるバンドの楽器が木魚だったり、アンコールが虚無僧姿の尺八だったり、お腹がよしれるほど笑ってしまいました。
ホントに素晴らしいキャラクターです。
原作を読んでから本作を拝読してます。
イメージにぴったりな絵柄で、原作の世界観にとても合ってると思いました。ヒロインの表の笑顔と裏の冷酷な表情や、星の乙女のキラキラな瞳と醜悪なアバズレ顔の描き分けも素晴らしいです。
簪姿の仙夏さんがコンビニのユニフォーム着て流し目で接客してるシーンが秀逸すぎて、私もハートを撃ち抜かれてしまいました(笑)
寿乃の全く懲りないしぶとさや、幾多川の自分磨き&クリエイティブな生き方にも、大いに共感したり感心させられたり。
面白くて、学ぶことも多い作品です。
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