5.0
ワンコには少し目をつぶって…
解剖によって証拠を掴むと
「死者の死に際の様子がビジョンとして視える」という不思議設定はありますが、
サスペンス・ミステリー好きなら楽しめるかと
探偵役である女王様が有能な傍若無人系、相棒であるワンコが無能で突っ走り系
相棒が未熟で、色々と疑問を挟むのを説明する形で読者にも伝えるというよくある構図
ただ、このワンコが、無能なのは法医学教室に入りたてで当たり前なのですが…
技術云々よりも考え方がまぁ浅はかでして、死者どころか事件解決のために仕事している生者にまで敬意が足りなくて
イライラして読んでられない!って人もそこそこいそうなレベルの暴走っぷり
ワンコに成長の兆しが見えるのが、
File.11 「遺(のこ)る想い」と
File.12 「2体の遺体」
の辺りから
そこまで我慢すればその先は、ワンコの自分勝手な演説やら、邪魔してるようにしか見えない行動もやや減って話の流れがスムーズになっていくかと笑
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屍活師 女王の法医学