4.0
最後まで読んだ
彼女(ヒロイン)は、
彼ら(皇太子、騎士、僧侶、魔法使い)の中の誰を選ぶのか?という恋愛的な進展にはだいぶ時間がかかるし
出来事を1つずつ積み上げていくので恋愛以外も進むのが遅い
平民出身の女性でありながら騎士となり戦争の英雄にまでなったヒロイン・クラレンス
戦争が終わり、騎士を引退、英雄の名誉も全部捨てて弟を残してきた故郷に帰ることに
戦争で彼女と共に戦った男性陣は、彼女が辞めたと知り大慌てで居場所を探そうと動き出して物語の始まり
※弟もシスコンだし血が繋がってるかどうかも結構怪しいが、ヒロイン争奪戦には加わらないようだ
1人ずつクラレンスを訪ねる彼ら
現在発生する事件を通してクラレンスとの過去を掘り下げ、「お互い大事な戦友でしたね」みたいな確認をしてそれぞれ帰っていく
恋愛的には進展ゼロなのが前半部分
クラレンスの後継人にして、金を横領していた養父母よりも親のような存在だった公爵様が事件に巻き込まれる辺りから後半部分か
公爵が亡くなったことでクラレンスの立場や4人との関係性が大きく変わってしまう
公爵の死を仕組んだ人間の身内や、公爵の命令通りにクラレンスを優先して守った人との関係は、とくに元通りになるのが難しい
誰を選ぶか?はもはや表紙でネタバレされているようなものだから触れないが、それは諸々の事件が片付いてから
事件をサッサと解決してほしい人には邪魔にならなくてよさそうだし、恋愛を進めてほしい人には事件が邪魔だろうなと
クラレンスの地位が変わるのは本人が望んだことではない成り行きだけど、最終的には強い意志をもってその地位に着くと決める
「戦争の英雄=女性躍進の象徴」な扱いなのは結果論で、勝手に周りが持ち上げたり期待したことだけど
強い意志を持って着いた地位で、もちろん「女性躍進の象徴」でもあるのに、最初と同じようにアッサリ立場を捨ててしまうのがな…
男性陣はかなりの…いや国内トップクラスの地位にいる人ばかり
クラレンスが結局は捨ててしまう立場のために事件を起こすのではなく、事件を防ぐ方向に行ってほしかった
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実は彼らは彼女だけを覚えていました