4.0
子供の頃、大和和紀先生の漫画が好きで良く読んでいました。確か南野陽子さんが主演でテレビでもやりましたね。
大正浪漫溢れる背景もストーリーも素敵です。
漫画の許嫁って何で皆、カッコいいでしょうか。
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子供の頃、大和和紀先生の漫画が好きで良く読んでいました。確か南野陽子さんが主演でテレビでもやりましたね。
大正浪漫溢れる背景もストーリーも素敵です。
漫画の許嫁って何で皆、カッコいいでしょうか。
母親に振り回されて苦労していた清子が、部長に溺愛されている姿が可愛いです。
部長が母親の誘惑にきちんと、対応したのも好感が持てました。
契約婚だった2人が恋愛感情が芽生えても、お互い隠して悩む姿が健気でした。時折、イライラする要素もありました。例えば元彼や彼を奪った後輩女。きちんと決着がついて良かった。
さりげなく遥菜を助けてくれる人達もいて、救われます。
イケメン若旦那と可愛い依音の新婚生活ですが、ラブラブ場面も何故か爽やか。描写も綺麗で料理や器、着物の柄までカラーでみれたら、より美しいかな。
最初は清子に冷酷だった旦那様、清子の優しさや苦労を知って、愛情を注ぐ。清子も旦那様の嫁に相応しい様に努力する姿が、微笑ましいです。清子の周りには痣を気にせず接してくれる方々もいるので、救われます。
清子の母親には納得出来ません。普通ならば、こんな身体に産んでしまったと自責の念にかられますよね。何で娘を責めるんですか?冷酷極まりない家族。その分、清子には幸せになって欲しくて読んでしまいます。
タイトル通り、時代劇好きならばはまります。
複雑な役人名も、女官の上下関係や下克上、よくある謀反も抵抗なくスラスラ読めると思います。幼少から家族の為、身を粉にして自分の幸せなど考える暇もなかったヒロイン。波乱万丈ですが、時折描かれる変顔に癒されて、応援したくなります。
千春の背中にある大きな痣、本人のせいではないのに、知って嫌になる男が沢山いたのですね。時代が時代だから、産まれてくる子供に遺伝するとか、不吉なモノとして疎まれたんですね。瀬田は、その点は(背中の痣を視ているのは俺だけの優越感)技量があるので、ちょっと安心した。
身代わり婚は良くあるパターンですが、家族が強烈である程、主人公を応援したくなりますね。雪子の身体にある無数の傷の数だけ、彼女の幸せを願わない訳にはいきません。
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はいからさんが通る 新装版