5.0
発想力が神
光がない世界、生まれてから光がない主人公クノンくんは『水の紋章?尊い英雄の傷跡⋯そんなのどうでもいい』と、しんどい幼少期があった。だけど水の紋章が出たことによってお父さんは家庭教師をつけ、魔術を学んでいく。
光がないって今の世界は、障害というくくり。でもここでは『尊い英雄の傷跡』って言われているの良いなって思う。個性を引き出すし、みんなが普通に接して嫌気を感じない。
魔術を学び始めると、今まで暗い表情だったクノンくんは冗談のように明るくなってきて、婚約者のミリカ王女との関係もよくなって、口も達者で女の子好きになっていった。ちなみにクノンくんは侯爵家の次男。お兄ちゃんは婚約者がいるか不明。
家庭教師の先生もいいけど侍女のイコさんが侍女らしくなくて、友だちのお姉さんのようにタメ口だし、女心や多分紳士たる者の何かを植え付けたと思うけど、それが見えなかったクノンくんにはいい人たちだったんじゃないかな。女性にやさしくみんなに愛されるクノンになっていった。
そして発想力がハンパじゃない。どんどんアイデアが浮かんで、それをこうしてみるとか、とても賢い。見えなかったぶん努力したはずだから、人にやさしくなれるのかな? 面倒見もいいし、ちゃっかり自分の権利も得る頼もしい少年。
これからどんなお話になるのか楽しみな作品。作画もよくてクノンくんかわいい。ただ登場人物多くて、誰がなんの魔術だとか何ができるって覚えるの大変(@_@;)
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魔術師クノンは見えている