lovely7さんの投稿一覧

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11 - 20件目/全40件
  1. 評価:5.000 5.0

    誤解とすれ違いと、ジレジレ。

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    エレナは神聖力を使えない双子の片割れ。いわゆる、じゃ無い方。
    ある日、王太子殿下の婚約者と決まっていた、聖女である方の双子の姉・レイラはエレナに何も告げずに失踪してしまう。
    教会の落ち度とならない様にと、悪徳神官からレイラとして嫁ぐように言い含められたエレナは、罪悪感に苛まれながらも王太子・カイルに心を奪われて行く。そしてカイルから幼ない頃にレイラと約束した事実を聞かされる。そんな「約束をしたのは私じゃない」と心を痛めるエレナ。。。
    しかーし、カイルもレイラのフリをして嫁いで来たのがエレナだと知っていて黙っている。エレナはエレナでカイルが愛しているのはレイラだと心苦しく思っていて。これまたカイルも、エレナが心に想う人がいると誤解して嫉妬する。ガーン。
    ジレジレしている間に割り込もうとする腹違いの皇子やら。いずれ竜化して理性を失うであろうとされているカイルを使い潰そうとする陛下や、王太子の座を引き摺り下ろそうとする貴族達。奸謀渦巻く皇宮でエレナはカイルを救えるのか。失踪したレイラは?!謎が謎を呼ぶ展開に息が詰まります!
    竜化する前にどうか、エレナの神聖力が発現する事を祈ります!!

    • 28
  2. 評価:5.000 5.0

    婚約破棄から始まる精神的な自立

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    貴族が家門の為に婚姻を結ぶのは当たり前の時代。キーサは幼馴染で婚約者のダニエルの不貞を知る。そんな事は大した事では無いと決めつける父や友人達。それだけでは無い、当のダニエルですら悪びれずにキーサを馬鹿にする。こんなにも嫌な人間を拒絶する事すら許されないのか。息苦しさを感じたキーサの前に現れたセイオッドは、自分が自分らしくいて良いのだと告げてくれた。それは、自己の尊厳と心を大切にして良いのだという事。やっと息が出来る様になったキーサは自分の心が感じた事、自分の心が想うこと、を認めて行ける様になる。それは精神的な初めての自立。伯爵令嬢なのだから、公爵であるセイオッドが身分が上と言えども、シンデレラストーリーとは言い難いかもしれないが。心の自由を得られた事はそれよりも大きい。
    この後、公爵位であるセイオッドに迫る王女や、やや一方的に婚約破棄されたダニエルがアレやこれやしてくるんだろうなぁー。と、思いつつ。心が強くなったキーサは彼女を温かく支えるセイオッドと共に乗り越えて行くんだろうな、というポジティブな予感でいっぱい。

    • 6
  3. 評価:5.000 5.0

    勇者と聖女のドキワクカップル

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    絵が麗しい〜!とにかく眼福!
    女タラシで名を馳せたレイヴンは魔物を討伐する勇者でもあり、騎士だが、実は童貞。
    そして、彼を籠絡せんと迫る悪役令嬢と謳われるエステレラは瘴気を浄化する、もはや聖女。
    そんな2人の政略結婚!レイヴンはとにかくエステレラを敬遠したいが、エステレラの方は何やら前世の記憶だか、なんだか。訳アリの様子。
    ジタバタするレイヴンがとにかく麗しくも可愛いらしい!

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    囚われの淑女

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    雰囲気からして、アーサー王の時代、スコットランドの史実に似た世界観。石造の城、衣装など。簡素で、質実剛健とした雰囲気。フルカラーでは無いが、陰鬱で灰色、荒涼とした時代感が感じられる。
    領主の娘、と言ってもエレナは亡くなった母の不義の子だと蔑まれ、使用人の使う様な離れの部屋に軟禁されている。真偽の程は定かでは無い。5領の盟約の為に、父領主は力を付けつつあった領主の息子・ルークを人質として5年もの間、自領に軟禁していた。軟禁と言っても扱いは客人。寧ろエレナよりは自由な生活を約束されていた。ルークはそんなエレナを最初は憐れみから、次第に惹かれて行く。ルークは人質も同然だけど、エレナを救う事が出来るの?!期待感が高まります。
    そして、エレナも。気の毒だと思って見ていたルークに心を寄せて行く。なす術も無いと諦め切っていたエレナが成長して行く事を期待!この手の物語の淑女は「だってだってだもん」ってウジウジしがちなんだが。自身も強くあらねば、と抗って欲しい。
    そう、アーサー王時代の女性達の様に。

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

    1人地蔵盆

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    神の乙女と称された双子の娘。花を咲かせる咲子と
    特に神力も無さそげで、生まれながらに身体の所々を岩肌で固められ醜いとされた岩子。岩子?!そうかー、江戸時代にはかの有名な「お岩さん」も居た事だし、女子につけるのに躊躇する名前でも無かったのかなぁ。継子でも無いのに家族から虐げられる岩子。恵まれている筈の咲子もどういうわけか、岩子を貶め無いと自分の優位性を保てないと言う。咲子は望まれて国一番と謳われる宝石商の令息に嫁ぎ、岩子は可哀想に呪われた余命いくばくも無い白蘭に嫁がされる。皆んな呪われた男だと白蘭を恐れるが、いや、美しいのよ、白蘭。他の漫画だと、「呪わられた方があんなに美しいなんて!」と義妹に横恋慕されるヤーツ!とにかく白蘭は岩子を呪いを解く鍵かもしれぬ、と岩子を慈しみ、岩子も優しい白蘭に惹かれて行く。白蘭に愛される毎に岩子の岩肌がポロポロと剥がれ落ち、あら!むきたて玉子肌!むしろ咲子より美しいのでは?!と衆目を集め、咲子の嫉妬大爆発!!実家も岩子を追い出したとは言え、やはり利用しようと画策している様子。
    まぁ、白蘭の寿命は伸び、2人は幸せになるんだろうけども。悪意あった者達へは完全にザマァされて欲しいな、と願うばかりであります!

    • 7
  6. 評価:5.000 5.0

    優しい水彩画の様な甘さをいっぱいに。

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    表紙もだが、時折唐突に挟み込まれる水彩画の様な優しい絵が可愛いので。この絵本の様な優しいフルカラーで読んでみたいな、と思う。イエローの髪を引き立たせる為にブルーやグリーンを使う、そのセンスが好きだ。
    冒頭で予知夢として見た、悪夢。処刑予定の義娘のレベッカの不幸を回避したいソフィーアはアランの契約婚を受け入れる。決して当主のアランを愛さない、という契約に反してアランの方がソフィーアに惹かれて行くのもお約束。アランは亡くなった弟夫婦の娘を引き取ったものの、突然出来た娘とどう接したら良いのか分からない。乳母を見繕う程度の気持ちでソフィーアを娶ったんだろう。血の繋がらない3人はおずおずと家族の形になって行くのが何とも可愛いらしい。仕事人間のアランが軟化して行く様子も可愛い。そして、何と言っても大人の顔色ばかり伺っていたレベッカが子供らしい顔になって、ソフィーアに懐いて行くところが可愛くて堪らない!!何なの?天使なの?!この出来たばかりの家族が本物の家族になる日は本当に幸せだろうな、とニマニマしながら。突然差し込まれるカラー画を楽しみに待ちます。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    皇帝の皇后の丁々発止!

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    ビビアンは幼馴染の第五皇子アレックス(めっちゃクズ)を皇位継承の為の皇子戦争を制して皇帝へと据えたのに。彼女がその基盤を築く為に奔走している間、アレックスは従姉妹のステラと浮気していた。のみならず、冤罪でビビアンを処刑し、愛する父を葬っていた。繰り返す死に戻りの中で、彼等の裏切りを知り、何度も死という制裁を叩き付けて来たビビアンは、ある時、愛する父に諭される。「彼等に死よりももっと苦しみを与えるべきだ」と。そこから再度死に戻ったビビアンの復讐劇がスタートする。今のところはまだビビアンは経済的な基盤と、確固たる傭兵団を手にしたところ。ビビアン側についていた会計士リスペックがどうもどちらとも言えなくて不穏。ソードマスターと、優秀な魔術師がビビアン側なのは◎ 皇后になった直後、皇妃として憎きステラをさっさと皇帝の愛人として召し上げて、衆人環視の中、ファーストダンスを踊らせる。普通は針の筵の筈なのに、皇帝とステラが喜んでるのが草。おそらくこの後、世論もビビアン側につくだろう。皇帝を廃して、ビビアン自らが女王となるのかなぁ。国政はその方が良いはず!
    結構人も死ぬし、いかにも「殺戮の」なんだけど、ソードマスターが天然だったり、ビビアンの心の声が面白かったり、トーンは明るめ。胸のすくような展開を期待します。

    • 14
  8. 評価:5.000 5.0

    愛のゆくえ

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    イボールの数奇な人生。
    おそらく前世でもその美しさから歳の離れた王に嫁がされ、王妃となったものの、クーデターにより廃妃にされて。愛してやまなかった弟(腹違い)にも裏切られて死ぬ。
    現世では間違わない様に、幼ない弟・デューに惜しみない愛情を捧げるイボール。デューもまた、イボールを敬愛し、いつしか姉の騎士になろうと切磋琢磨する。イボールの愛情は全てデューに注がれていて、結婚や恋愛にその余地は無い。そんなイボールに愛を乞うシディス。ややこしい事に、前世で彼は王の息子、イボールにとっては継子だった。現世では未だ独身のイボールはシディスの求婚を撥ね付けたものの、心は揺れる。美しくて正しくて優しいシディス。彼はデューにしか愛情を持たないイボールの心を救えるか、湖に投げられた石ころはどんな波紋を拡げて、彼女の心と周囲に影響を及ぼすのか。現世ではチョッぱやで、正しいシディスの王政となって、クーデターなんて無い穏やかな国政になって欲しいなぁ。絵はため息ものの麗しさ。衣装の緻密さはもちろん、イボールの氷の様な美しさ、そんな彼女を上目がちに見つめるシディスの碧い瞳。表情豊かで美少年過ぎるデュー。何処をとっても美しいです!

    • 3
  9. 評価:5.000 5.0

    吸血公爵と魔血過剰症のウィンウィン関係

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    難病に侵されて、婚約破棄され、家族にも疎まれたリディは可哀想に、恐ろしいと噂の吸血公爵の生贄として家を追い出されてしまう。しかし、怯えながら向かった先で出逢った吸血公爵エヴァリストは、美しいだけで無く、紳士的に優しく接してくれる。彼が生きる為には吸血は必須。しかし、リディの難病は魔血過剰症なる不思議な病気で、エヴァリストに吸血される度に快方に向かうというものだった!なんだ、互いにウィンウィンじゃん!っていう。リディは親切で心優しいエヴァリストに感謝している。エヴァリストは、リディがこんな生活を強いられ、普通の女の子として学園に通ったりする事が出来ない事を不憫に思い、それはもう優しくしている。リディは吸血される度に、身体が疼いていて、エヴァリストは、リディの甘美な血に酔いしれていて。ちょっとだけエロティック。でも理性的な2人はまだ恋未満〜。ジレジレ!吸血公爵だけに夜半しか外出出来ないエヴァリストと街歩きを楽しむリディ。病気に罹る前の様に美しくなったリディを見かけて、婚約破棄した元婚約者が出張ったり、婚約者略奪した性悪妹に粘着されたりするんだろうなー、という波乱の予感。

    • 13
  10. 評価:5.000 5.0

    一年後の離婚に向けて。

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    一年後の離婚に向けて、契約結婚をするイオネは転生者だ。愛の無い結婚をしたカリアン公爵は結婚しているのに関わらず、後に現れるヒロインと恋仲になり、嫉妬に狂ったイオネはヒロインを害した罪で処刑される。というあるあるながら、踏んだり蹴ったりの結末を回避したい。イオネはヒロインが現れる前にアッサリ離婚しようとカリアンに新たな条件を契約させる。そして、彼の後継者になる養子のエドウィンの優しい義母であろうと奮闘する。その甲斐あっての冒頭シーン。うっかりカリアン公爵とその養子のエドウィン2人に愛されて、めでたし!になるまで。イオネの懸命な奮闘を見届けたい!今のところ、養子のエドウィンの心は掴み、公爵の心も多分もう掴んでそう!ところが、王家と公爵家の関係はきな臭く、カリアンは謀略に嵌められそうな予感。イオネは愛情も政治的やあれこれも解決する聡明なキーパーソンになりそう!胸のすく様な解決を期待!ヒロイン現れてもカリアンは大丈夫そうなんだけど、彼女が悪役か友情エンドかも気になるところ。

    • 2

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