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死は等しく身近にあり
生活が隔絶された現代の住戸において、お隣さんの生活を気にすることも少ない中。
もしかしたら誰かが亡くなっているのかも…なんて考えたこともなかったけれど、この作品で死とは誰にも平等に訪れる、そう珍しくもない現象なのだと再認識しました。
病気の場合もあり。不慮の事故の場合もあり。自ら絶ってしまうこともある。
人生の終わりを目の当たりにする現場は過酷でありながら同じくらい生と向き合う場所でもあるのかもしれない。
自分にはできないだろうが、とても尊い仕事だと感じました。
また、絵がゆるいからこそ読めるし興味がそそられる。塩梅がいい。
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不浄を拭うひと