王女様と騎士団員の皆さんと飲み会がしたい🍺
王女様とリフタンの掛け合い漫才みたいな会話が笑える♪何だか親友の男同士みたいで、色っぽさや艶っぽさの欠片も感じられない。王女様はリフタンがイチから築いた領地や妻のマクシーに純粋に興味があり、自分の目で確かめたいと思っていて他意は無さそう。一国の王女でありながら魔法使いとして自立しているし、他者に対して敬語で丁寧に接していて、良い人だと思う。
「これくらいは私にお任せください」マクシー、キッパリと言い切って天晴!素敵!男前!カッコいい〜!ニルタ卿もカロン卿もナイスフォロー♪うん、マクシーは子供じゃなくて立派な領主夫人だし、魔物の襲撃について、リフタンに報告しなかったのはちょっとアレだけと、まぁ過ぎた事はざぶざぶ水に流しちゃえば問題な〜し👍共通の話題に入れなくて疎外感を味わっちゃうのは、飲み会あるあるだから気にしない、気にしない!それより、王女様にアナトールの素敵な場所をたくさん案内して、たくさん話をして、お友達になれるといいね!
それより問題なのはリフタンの方…。
ドレスを脱がしておいて、マクシーからすりすりしてキスまでしてきたのに、何でそこで止めちゃうんだよ!マクシーに対する気遣いのポイントがズレてる!違うんだよ!そうじゃないんだ!言葉が足りなさすぎる!マクシーが辛そうだと思っているなら、ちゃんと言葉にしないと伝わらない。マクシーは、リフタンに背を向けられてしまうのが何より1番傷つくんだよ…。
一発どついたれば、目が覚めるだろうか? いや、無理だな…。
優しい表情で唇を重ねるリフタンに対し、
どこか思い詰めた横顔のマクシーが、
悲しいくらい美しかった。
-
15
オークの樹の下
066話
第66話