5.0
リフタンの心中に「貴族社会に対する羨望」が潜んでいるらしいのは意外でした。最下層からの叩き上げで、実力と人望で今の地位を築いたから、そんなことは気にしていない様に思っていました。ただ、身分による差別と区別、人の価値が決められてしまう世界では「貴族」という身分は絶対的なものなのでしょうね。
マクシーもリフタンもお互いに溢れんばかりの愛情を与え合っているのに、ホントの本音が言えていないから、どこか不安で誤解が生じている様に思う。一緒に暮らすようになってからまだ日が浅いので、これからゆっくりお互いの来し方を伝えあえたらいいね。
マクシーのマナの吸収率の高さが、幼い頃の虐待によるものだとは皮肉な事だけど、虐げられる心と身体の痛みを知っている彼女なら、きっと優しく、温かい魔法が使える魔法使いになれると思います♪
- 19
オークの樹の下
051話
第51話