5.0
ルースの揺るぎない飄々とした安定感はホントに安心する。
騎士団員達がマクシーを受け入れ難い理由って「リフタンがアグネス王女と結婚しなかったから」だとー💢そんなのマクシーには関係無いじゃん!自分達が勝手に盛り上がってただけでしょー!そんな事でマクシーが積み上げてきた儚い自信がぶっ飛ばされたなんて許し難し!リフタンと王女はお互いを戦友として認め合っていただけだと思うし、リフタンから再度「気性の荒い女はお断り」とか「宮廷生活は俺には合わない」って団員達に言ってやって欲しいよ!ウスリンも王族と親交が深いなら、王族の姫君を娶ってドヤ顔すればー!
どうして「相手が自分の思い通りに行動してくれなかったから」って、腹を立てたり相手を否定したりするんだろう。自分とは違う人間なんだから、違って当たり前なのに。ルースの独り言のボヤキに激しく同意!
それにしても、ウスリンの怪我の具合を心配したり、騎士団のプライドまで気遣ったりする、マクシーの優しさ、思いやりの深さに感動して泣きました。その優しさや思いやりの心は、どんなに過酷な環境下でも決して損なわれなかった、彼女の魂の「核」みたいなもので、幼い頃から今日までそれを護り通して来たことが、彼女の強さであり底力なのだろうと思います。ホントにマクシーは優しくて強い。
ルースの「ご自身で話し方を治そうと試されたことは〜」の言い方に優しさを感じました。そう言われたマクシーの、鳩が豆鉄砲を食らったような顔(って見たこと無いけど)が印象的でした。そんな事、今まで考えた事も教えてもらった事も無かったのだろうな。そして、コンプレックスを解消する為に一生懸命頑張るのだろうな。
今のマクシーは伸びしろMAX絶賛成長中。リフタンに愛され、才能や可能性を開花させてゆく彼女が、どんな過程を経て大きく花開くのか。とても楽しみで期待しています。
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オークの樹の下
060話
第60話