法界坊さんの投稿一覧

ヨコハマ物語 夢草紙―明治編―

江戸末期生まれの商売人の娘が○○子なんて名前なわけない。
公家だけでなく武家華族や上級士族の間で娘に子を付けるのが流行り出したのが明治二桁頃だし平民はもっと後。
江戸末期に庶民が○○子なんてねえ。横浜なら下手したらそんな女子名さえ知らなかった可能性があるのに。
この作家の作品って、現代からイメージした昔を描いたに過ぎないから細部でおかしい点が沢山ある。

惚れない花嫁

第一話冒頭から到底あるはずのない現実離れした設定のオンパレード。
大体今時「娘さんをください」なんて言う男信用できないよ。
80年近く前に民法が変わって娘をやるとかもらうとかいう時代じゃなくなってるし。

鬼舞

陰陽師が妖怪退治だの怪異を操るだのはごく最近某作家の創作で広まったフィクションでしょ。
そもそも平安期に宮中に出入りする立場の人があんな汚いざんばらの前髪してるわけない。

花とくちづけ

一人暮らしの高校生という設定ですか。
一人暮らししているのにホテル代を懸念し漫画喫茶は泊まれないって、未成年者は大抵のホテルも親の同意書なしに一人で泊まれなくない？
おじさんが高校生にホイホイ手出しするのも気持ち悪い。

甘やかさないでメイドくん!

「メイドくん」？！
おかしいでしょ。maidは若い女性が原義なんだから。
まさか、下働きとか小間使いの意味だと思ってるのかなあ。

恋愛法度

全然面白くなかった。
いくら金があろうと明治以降の成り上がりの財閥家に仰々しく法度なんてあるとは思えないけどねえ。
それとも大名華族、公家華族に対抗して新しく作ったからこんなしょうもない法度なのかな。

恥ずかしいので、また今夜

全然可愛げなく魅力もない主人公。
冴えないヒロインになぜか惚れ込む有能イケメンの漫画は溢れ返ってるけど、それらの中でも格段につまらなかった。

これは犯罪ではなく恋です。

作品の内容も絵の特徴も特筆すべき点はなにもなく、関心を何ら惹起させられない作品だった。
わざわざ読むほどではない。

プリンシパル

バレエダンサーの話かと思って読んでみたが全然違った。
放埒な母親を持つ女子学生の話のようだが少女漫画によくある設定で全然面白くなかった。

視線が絡んで、熱になる

一見地味で冴えないヒロインがなぜかイケメンにモテモテ、しかも実は美女で仕事もできる、めちゃコミでよく見る設定。