4.0
波津成分 薄め
私の考える「波津さんの作品を構成する成分」としては…
①周囲に変わり者と呼ばれる 好奇心に忠実な 若い女性
②知的で行動力もあるが 女性に対して要領良く振る舞えない 若い男性
③社会的地位の高い お茶目で子供っぽいところのある おじいちゃま
④背筋の伸びた芯のある 懐の深い 老婦人
⑤怪しい能力を持っているとしか思えない 猫
⑥いわくありげな 書画 骨董品
この作品は、上記の成分が薄めです。 ※①も「若い女性」というより「子供」
描かれている不思議な話も、「白い貴婦人」以外は
主人公自らの体験ではなく、「おはなし」として聞かされるものがほとんどです。
個人的には「波津さんの作品全部好き!」なので、この作品も好きなのですが、
人に勧めるなら、他の作品かな…と思ってしまいます。
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お嬢様のお気に入り