3.0
エンタメだから仕方ないけど…現実は
私の知り合いに、市の児童福祉のお手伝いをしていた人がいます。
小さい地方都市です。繁華街もありませんが、限界集落と言うわけでもない、住宅地中心の静かな街です。
でも、児童福祉に携わる人たちは、毎日のように時間外も働いていました。
「今まで聞いたことのないような状況」「今まであったことのないような人」そして
「今までに嗅いだことのないような匂い」を経験していると言っていました。
この作品はよく考えられています。
が、現実は「いつまでも終わらない」「先が見えない」「常に人が足りない」…
「ない・ない」を言い出したら止まりません。
こんな子供たちがいなくなるのは無理でも、この作品の子供たちのように救われる子が少しでも増えますように…
児童福祉に関わる人が少しでも報われますように、願わずにはいられません。
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新・ちいさいひと 青葉児童相談所物語