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結末はわかってはいるけれど
「間違いで求婚された女は一年後離縁される」
→誤解が解けて溺愛されるようになり、一年後も離縁しない、となるのは最初から分かって読むのですが、気の毒な境遇とコンプレックスをもつ健気なヒロインを見守り、応援したくなります。
男主人公の辺境伯は、当初はひどい奴で印象最悪です。姉と妹をちゃんと確認せずに手紙で求婚し、妹でなく姉が来たと分かったときは、「は?君が?」と、人間失格な対応。離婚するには1年かかるので、屋敷内の部屋に離婚まで放置。しかも、性悪な妹に吹き込まれた嘘を信じて、嫁に来た姉を男狂いの遊び女と信じて疑わない。いずれ誤解は解けるにせよ、ひどい男です。
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間違いで求婚された女は一年後離縁される