漫画家さんホント良い人だなあ…島崎、よかったな。島崎の個性そのものを尊重してるのが感じられる発言、それも徹頭徹尾全肯定。あなたのここがいいね!とか、さすが!とか、こんなん誰だって思わず嬉しくなる、ごく自然にもっと頑張ろうと思っちゃう。こういう人って、人を育てる天才なのよね。
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漫画家さんホント良い人だなあ…島崎、よかったな。島崎の個性そのものを尊重してるのが感じられる発言、それも徹頭徹尾全肯定。あなたのここがいいね!とか、さすが!とか、こんなん誰だって思わず嬉しくなる、ごく自然にもっと頑張ろうと思っちゃう。こういう人って、人を育てる天才なのよね。
きた。じぇらじぇら回。一日中図書館に2人きりで、あの嫉妬の権化のリフタンがキレない訳ないだろうと思ってたけどやっぱりか。自分が城を空けている間ずっと他の男と一緒にいたのか、ってそりゃむかつくな。ポイントは「マクシーは俺のもの」って俺様なアレじゃなくて、「俺よりルースの方がマクシーは好きなのか=それだとガチで辛い」って感じられるとこだな。ルースの悪口言った上にめっちゃ荒んだ目をしてんだけど、じぇらとは別になんかトラウマでもあんのかリフタン。そんで出ちゃった言葉が「お前もしかして賢い男が好きなのか」って小学校三年生男子級の直球。でもそれくらい直球じゃないと気づけないマクシーもマクシー。今時の小学三年生女子でももっとおませさんだぜ。そしてお待ちかね、読者大好物「ムキになって否定」からの「テンパって思わず好きって言っちゃった」の流れですね。すげえな今回のラスト。ガンて。自己嫌悪リフタンの頭部強打で次に続くって。これギャグ回だったんだな。しかしルースの立ち位置というか、この三角関係の本質を突いてて良い回でもあった。リフタンが考えてる通り、ルースはマクシーが惚れてもおかしくない、リフタンとは真逆の優しさとかっこよさを持つ男。ずっと戸惑って怖がっていた四面楚歌のマクシーに対して、ほぼたった1人だけ、何の下心も偏見もなく気を違い、様々なことを教え、見守っていた男。そんなもん普通に惚れるに決まっとるわ。読者人気はルースがNo.1じゃないだろうか。しかし、あんだけリフタンとマクシーに尽くしてんのに、当て馬になったばかりに両方にボロカス言われちゃうルースが不憫でならない。
「もっと大きくなろうと思って」のシーン、マクシーがちっとも怯えてなくて無邪気で楽しそうなのがいいね。酔っ払って大正解。人懐こく接してくれる子やカロン卿だけと喋っていてもなかなか他の騎士団の男たちとは距離が縮まらないからこれで良かったと思う。他の人が自分をどう思ってるか率直な言葉が聞けたし、マクシーも酔った勢いで普段は絶対言えない本音を周りにぶつけることができた。本来、アルコールが入る宴会の席って、普段は疎遠な人との距離を縮めてくれる良い機会でもあるんだよね。一番最初の夜の宴会でマクシーが「居心地悪い」と思った反面、「みんなとても楽しそう」と素直に感じた通り、本来この城の野郎どもたちって根はいい奴らで、誰でも率直にものが言える明るい雰囲気なんだよ。そしてそれはやっぱりリフタンがいいボスだからなんだよ。本当に不思議なんだけど、職場のムードって、何故か必ずその部署のボスの性格そのまんまになる。不思議なことに部下も何故かそういう人が集まるのよね。時々カリプス城とクロイソ城の違いにマクシーが驚いてるけど、なんかホント、マクシーの親父ってロクでもない奴だったことがわかりますね…使用人や領民が親父にずっと怯えてる反面マクシーをバカにして陰で笑ってるし、どんだけ陰湿な職場だよ…。カリプス城のルディスやロドリゴはとても優しく礼儀正しくて、嬉しくなるけど、よく考えたらそれが嬉しいってのも、ホント、悲しい。マクシーこれが普通だからね!アンタが今まで住んでた環境が異常なのよ!だから安心して大丈夫よ!
酒の席あるある。可愛いんだけど生真面目でなかなか周囲に溶け込めない女子が飲みの席で結構酒が飲めるとわかると、うれしくなっちゃってドンドン飲ませる男共の図。
いやー、これだよこれですよ、コスチューム物の醍醐味は。女の子はね、やっぱりおめかしするのが楽しいの。鏡の前であれこれ試着してキャッキャ言いたいの。パーティーに行くのが自分じゃなくても、誰かを思う存分可愛く飾って送り出してあげたいの。時代考証とか細かいとこは目をつぶるから、出来る限りマクシーにはおしゃれさせてやってくれ。
うん。前から思ってた。マクシーアナトールに来てから少しずつ太っていったよな。特に胸な。ゲスいけどやっぱり胸でかくなったよ。ゲスいけど。もともと病弱とかそういう問題じゃなくクロイソ城じゃ衣食住まで蔑ろにされてて、ろくなモン食べさせてもらえなかったからガリガリだった→アナトールは毎日美味しいご馳走が出るしリフタンも食べさせるし少しずつ太ってる→そのへんを忠実に描いてるな、って思ってました。
「なんかリフタンの顔変わった、前のがよかっ」たけど、何この、「もぞもぞ」直後の表情!今までで一番可愛いリフタンじゃねえかよ。マジで可愛いぞ、マクシーからくっついてきてくれて、もう死ぬほど嬉しくて死ぬほど幸せなんだな。良かったなあ報われて。すぐまた横でマクシーが妄想始めて史上最高にテンパってるけどな。幸せになるとどうしてもそれを失うかもしれないって直結するの、セットになってるんだろうな。まだまだこれが何とかなるには時間かかりそうだな。
めっちゃ臆病な子猫拾った時、全然怖がって逃げてばっかりで、それでも数日たってやっと懐いてくれて、帰宅して玄関開けたら、おかえりーって飛びついてきたの、思い出したわ…マクシーは今までクロイソ城で愛されてこなかったぶん余計にな…こんな風な爆発的愛情表現 想像もしなかったろうからな…
明日が待ち遠しいか…そう思える夜が今まで一度もなかったなんて、切ないぞマクシー。
自分はこれだけは出来る、これは得意、というものが見つかると本当に心が強くなるのよね。そこまでの自信がつくには勿論相応の努力が必要だけど、マクシーはきっとやり遂げるんだろう。しかしリフタンとの出会いは奇跡的だけど、ルースとの出会いも同じくらい奇跡。恋とか愛じゃ補強出来ない人生の大切なものに導いてくれる、こういう人は本当に希少。「お前に何が出来るっていうんだ!」とリフタンはマクシーを失うことの恐怖からブチキレてたけど、悲しいかなリフタンはマクシーを「そういう存在として見てる」のよ。勿論ルースはそこまでのマクシーへの愛の深さ(執着ともいう)はないしクールでシニカルだけど、「マクシーができる事をやらせればいいし、出来ないなら出来るように周りが教えればいい。本人にやる気があるなら、今出来なくても少しずつ覚えれば、きっと出来るようになるのだからそれでいい」という、教育者として最高のスタンス。マクシーを猫可愛がりの過保護に大事にするのではなく、マクシーがマクシーとして自然に気持ちよくアナトールで暮らせるよう助言しつつ、周囲とうまくいくよう動いて、「見守って」いる。クロイソ卿というろくでもないオヤジのやってることはとりあえず割り切って、その娘というマクシーの立場を気遣い、変な偏見も持っていない。そこらへんの騎士の100倍は騎士道精神に溢れている。カッコいいです。
平和の国の島崎へ
012話
#08 DEAR SHIMAZAKI AND HIS PORTFOLIO(1)