5.0
引き込まれる
見目麗しく気高い精神の持ち主のレイリンは、皇太子を始め誰からも愛されているが虚弱体質で寝込みがち。一方、宮中一の嫌われ者でどぶネズミと呼ばれる悪女の慧月は、嫉妬深いが頑丈な身体の持ち主。この二人の身体が、七夕の夜、慧月の術により、入れ替わったことから、様々に物語が展開する。
慧月の身体を手に入れたレイリンは、頑丈な身体に変わった事から健康になって、持ち前の知識とポジティブ思考とで、貧しい生活上の難問も次々に解決して行き、毎日生き生きと暮らせるようになって幸せでたまらない。一方、レイリンの富と名声を手中にした慧月は、これで幸せになれたと思ったのに、身体が虚弱過ぎて予想はことごとく外れ病に倒れ、何も出来ず死を恐れる始末。
健康が全ての基本だと良く分かる。又、レイリンのポジティブ思考はとても参考になるし励まされる。
この後の二人の展開も楽しみ。
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ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~