4.0
26話までの感想
とても的を得たタイトルだと思う。
誰もが加害者にも被害者にもなり得るネット上のトラブル。
みんな書いてるから、身バレしないから、一方的に言い放てるから、つい気軽に書いてしまう。
本当に怖いのは、真偽も確かめずに、コイツは悪だと偏見の正義を盾にして叩くことをおかしいと思わない人が多いということ。
人より優位でありたいのは人間の本質だけど、それを誰かを貶めたり、攻撃して得たりもする。
悪人はやっつけても許されるという世の中の暗黙の了解と、ネットの手軽さが、本人の判断を狂わせる。
具体的な状況や手続き、被害者側、加害者側の心理など、リアルに描かれていると思うけど、読んだ人が自分にも起こり得ることだと実感するのは難しいと思う。
自分の身に降りかかるまでは、しょせん他人事の感覚しか持てないのが人間。
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しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~