月夜の桜さんの投稿一覧

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21 - 28件目/全28件
  1. 評価:4.000 4.0

    228話までの感想

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    普通の人間だったのに、事故の治療としてグールの体にされてしまった主人公。
    心は人間らしいままだから、まず、人間しか食べれないことへの凄絶な苦しみに襲われる。
    人間があたりまえに持つ、命の尊厳、人を食べることへの嫌悪、グールとしての飢えと渇き。
    人間でい続けようと、もがく主人公。

    グールと人間の違いは食べ物と力。
    グールだって人間のように心があり、いろんな者がいて、人間を餌としてみる者や、好戦的な者ばかりでなく、人間の命を奪うことを嫌う優しい者もいるし、家族や仲間もいて、種族を超えた大切な絆を築く者もいる。
    グールにも人間にも、相手を虫けらのように見下す快楽主義的なのもいる。
    グールも人間も変わらない。
    補食する側とされる側というだけでなく、心理的な優劣、恨み憎しみなどが複雑に絡み合うグールと人間の関係。
    グールと人間がお互いに尊重しあって共存していくことはできないのか?そんなテーマがみえてくる。
    そして、猟奇的なグールによる強烈な体験が、主人公を覚醒させる。

    • 2
  2. 評価:4.000 4.0

    60話までの感想

    4歳児がひとり暮らしでなんでもこなせるというありえない設定だけど、その奇抜な設定が重要な土台になっていて、キャラや物語がうまくできているので許せてしまう感じ。
    コタローのオトナすぎる部分の背景にある親との関係や暗い事情と、純粋な子どもらしい部分とアパートの住人の優しさ、そんな明暗の対比がすごく自然にうまく使われていると思う。
    コタローのキャラが絶妙というか、周りの人も読者をも優しい気持ちにさせるキャラだと思う。幸せになってほしいと素直に思える。

    • 0
  3. 評価:4.000 4.0

    60話までの感想

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    首をかっきるほどの覚悟をして能力を手に入れるのだけど、どんな能力が手に入るかはランダムで選べない。前世の能力だから、前世に能力がない可能性もあり。
    素晴らしい功績を成した偉人の能力とは限らず、罪人の能力の場合もある。
    能力を一人前に使いこなすまでには経験を積んでいく必要があり、完全に開花すると見た目がもう人間じゃなかったりもする。そうなると、人間として生活するのは不可能。
    最大のポイントは、身につくのは能力のみで、他は元の自分のままということ。
    能力に溺れる者、悪しき能力に善の心が耐えられない者、人間らしさを見失う者など、能力を得たことが人生を狂わせる場合も多い。

    設定やストーリー構成はおもしろい。
    ただ、作者のヤル気の問題なのか、キャラ設定やストーリー展開に、雑な部分と作り込まれた部分の差が目立つのが残念。

    • 0
  4. 評価:4.000 4.0

    55話までの感想

    男装ものらしいドタバタ感やテンネン主人公、正体を見抜く人物との恋模様など、王道パターンだけどテンポよく楽しく読める。
    過去に転生し未来を変えるために動くという設定は、話が進むにつれて薄くなってる気もする。
    過去に家族を処刑した暴虐非道な皇太子のはずが、主人公とのやりとりによって、根はイイ奴で変わっていく様子も自然に描かれていて、主人公との恋も応援したくなる。

    • 0
  5. 評価:4.000 4.0

    38話までの感想

    ネタバレ レビューを表示する

    未来読み、五感喪失という設定はおもしろいと思う。
    支えてくれる強く優しいイケメン婚約者、ひどい扱いをしてきた家族たちとの対決などはありがちな話だけど、話の構成や進み方がしっかりしていてブレがなく、読みやすい。
    ただ、主人公がいい子すぎるなぁ。
    五感喪失、その先にある死、それを回避する可能性が物語のカギになっているけど、そんなのそう簡単に受け入れて覚悟できるものじゃないと思う。
    主人公のそれに対する恐怖心や葛藤などがもっとあって当然なんじゃないかな。
    生きたいとか、好きな人と一緒にいたいとか、話が進めばそういう気持ちも強くなるのかなとは思うけど。

    • 0
  6. 評価:4.000 4.0

    66話までの感想

    タイトルから、婚約までにいろいろトラブルとか、葛藤やすれ違いとかがあるのかと想像したのですが、それほどなんやかんやあるわけでもなく、どちらかといえばあっさり両想いになり、その後は安定した感じ。
    全体的に穏やかな雰囲気で、ほんわかした日常を描いた恋愛漫画だと思う。

    • 0
  7. 評価:4.000 4.0

    101話まで読みました

    この主人公クセモノ。
    初めの方はけっこう女性っぽく描かれてるけど、話が進むにつれて変わってる気がする。
    腹黒いわけではないけど、人間愛にあふれるってわけでもない、他人との奇妙な距離感を持つ人物だと感じる。
    怖いもの知らずな盗賊の首領を震え上がらせる恐さというのがピンとこなかったのだけど、話が進むと、恐怖させ魅力もする、優しさと恐怖が不思議な調和をしているような、嘘ではないけどどこかうわの空のような優しさのようでもあり、核心をついた優しさのようでもあり、なんとも言えない不思議な魅力のある人物だなと思う。

    • 0
  8. 評価:4.000 4.0

    50話まで読みました

    半人半狐のアリマサの苦悩が、とても人間らしく、うまく描かれていると思う。
    その苦悩と不器用さ、火月の素直さと優しさから起こるすれ違いがもどかしい。
    個人的に、絵がちょっと見づらい感じで、
    それだけちょっと気になる。

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