1.0
謎に満ちた世界観で、ツッコミどころ満載
絵はきれいで、ヒロインやメインキャラのビジュアルも魅力的。ただ、設定や話の展開に「?」と引っかかる箇所が多すぎて…。
・ヒロインの社交界デビューとなる夜会のドレスが、膝上20cmほどの超ミニで、ありえない。婚約者も王族なのに、宝石を散りばめた貫頭衣みたいな服で登場し、夜会では一人だけシルクハットでかなり恥ずかしい。
・天才針子であるヒロインが思いつくデザインが超ダサい。イケオジにホスト風の服を着せてみたいとか、美少女に生まれ変わった自分にガーターベルトという発想も下品というか、控えめにいって変。
・夜会の翌日、王に呼ばれたヒロインの服装がエプロン姿! メイドじゃあるまいし、それなりのお披露目をした後の謁見の場で、なぜ⁉︎
・実年齢より幼い15歳の少女が、成人した息子をもつ40前後の前王の3度目の結婚相手に選ばれるのはシンデレラストーリーと言い難い。しかも、ほかに好きな相手が見つかったらその男の子を産んでいいぞってプロポーズと同時に言われるのはいかがなものか…。
・加護縫いがわからなくて虐待されていたのに、保護されて「お礼にやってみよう!」で軽くできちゃうんかい⁉︎ 転生ものなんだから、前世の経験とか記憶と絡めて、できるようになったことにすれば説得力あるのに、転生の設定が活かせていない。
・なのに、伝説レベルの加護縫いの始祖の名前がサクラって、いきなり日本名で違和感ありあり。
ほかにも、王の婚約者となる貴族令嬢が男言葉で、ドレスの下の太ももに武器を忍ばせていたり、もうツッコミどころが多すぎて…。
いったいどういう世界観なんですか???
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針子の乙女