4.0
前世の記憶のある小さな国の皇女が前世に得ていた料理の腕をもって堅実に生きる漫画ですかね?
男は胃袋で掴め、なんて言葉がありますけどそれを地でいく漫画です。
設定が緩いので(一国の皇女なのに隣国の妃候補になったからと侍女1人付けただけで馬(馬車じゃない)でひと月?かけて隣国に向かわせるとか、招待されたはずなのに実は家臣が勝手にしたことで当の王子には婚姻の意思がないからと帰る?居座る?と選ばせる隣国の執事?とかお金は渡されるっぽいけど護衛も監視もなく皇女を町に滞在させ放置しといてたまに"門番"に様子見に行かすとか)疑問点は多いけど、前半は"異世界転生して職も住まいもなく彷徨っていたら夫を亡くしたばかりの人の良い食堂の女将に拾われてその店をたたもうかと思っていたのでこれ幸いと住み込みで立て直すべく前世の腕前を振るって大繁盛店にする恩返しストーリー"と思ってみれば問題なくほんわかとした素敵な物語です。
隣国への道中、獣に襲われた時に助けてもらったイケメン騎士2人との関係とか、まぁみなさんすぐにこの人が例の…と気づかれるでしょうけど、そんなこととはお互いつゆ知らず美味しいご飯で心の交流しあって、微笑ましいです。
物語中盤頃かな?一度も顔を見せずコンタクトもなかった隣国の王子と会うことも叶い、これから物語が進展するのかなと言うところまで読んだ感想です。続きも楽しみに読ませていただきます。
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しあわせ食堂の異世界ご飯