2.0
ブツ切りの構成が続く
演劇だと時間制限もあるし、台詞や場面や時間などパッパッと切り替えるものもあるけれど、漫画でこういうブツ切りの展開が続くのはちょっと読みにくかったです。主人公の目が怖いのもなんだか魅力を感じなくて、お話の展開も分かりにくく、続きを読みたいと思えませんでした。
-
0
3247位 ?
演劇だと時間制限もあるし、台詞や場面や時間などパッパッと切り替えるものもあるけれど、漫画でこういうブツ切りの展開が続くのはちょっと読みにくかったです。主人公の目が怖いのもなんだか魅力を感じなくて、お話の展開も分かりにくく、続きを読みたいと思えませんでした。
陰陽道のお話に合わせて、全体を通してほぼ黒と白のみで描かれている作品でした。そのデザイン力に感嘆します。
ただ、顔の描き分けが分かりにくいところはありました。
お話もおもしろかったのですが、古語の意味の注釈がまったくないので、古典の基礎教養がないと分かりにくいと思います。その辺りは編集部にもっと仕事をしてほしかったです。
最終話、あともう1話あれば余韻も十分に、満足度はもっと高かっただろうなあとは思いますが、きれいにまとまっていました。
タイトルの『暁の闇』はクライマックスでその意味を説明されますが、それとはダブルミーニングで、きっと、この国やこの世の暁となる宮様や、陰陽道の暁となるほどの力を持つヨリミチが抑え込まれ抱える闇のことなのだろうなと思います。よいタイトルだと思います。☆3.5
コミックス版では、あとがきなどで原作者の文章が掲載されていましたが、句読点の位置や文章のトンマナ、い抜き言葉の羅列など、とても文章を生業とする人の力量ではない文章のように見えたのが興醒めでした。
この事件を長編の発端として、もっと続きも読んでみたかったですが、もともと他社で未完に終わったもの(あの挨拶やあとがきの文章を読んだ後なら原作者の力量から未完の事情は察せられます..)を漫画に、ということなので続きは書けなかったのかもしれませんね..残念です。
しかしとてもよい作品でした。
無駄のない構成で、1話ごとも全体構成も見事としか言いようがなく、絵も上手だし、お話も学術的な部分は興味深く、人間ドラマもおもしろかったです!!!
各コマや演出から、椎名くんと花の2人の絆が友情以上だと示していて、しかし最後まではっきりとは明示せず、各種演出で何度も表現することでラストの感動の余韻にさらに深みが出ていて、構成や演出の技術がすごく上手だと思いました。
最終話で「ペンギンの大きい方が小さい方を好きだから追いかけている」という花のセリフは、2人のことを暗喩していると思うけれど、子どもの頃は花が、大人になってからは椎名くんが(追いかけるつもりはなくても)追いかけていて、どちらがどちらなのか分からないままなのもよかったし、一緒に肩を並べて歩いてゆくのが2人らしさなのだなあと思ったりしました。
同人物の年齢差の絵の描き分けもとても上手だし、赤ちゃんや子どもをあざとく描いてしまう作品が多い中でとてもリアルで、人間含めて動物が真面目に丁寧に描かれていてすごくよかったです。
画力は若干不安定で気になりますが、絵柄は作品に合っているし、ただただお話がかわいくてほっこりして、読んでいて楽しくて笑顔になります。
ただ、北欧中世が舞台かなと思えば、床に座るなどものすごく日本的なところが散見されたり、携帯が出てくるので現代が舞台なのだなあと苦笑いしてしまったりしたので、画力にあまり期待せず、ゆるくかわいいものを見て楽しむ作品かなと思います。
絵が壊滅的に好みではないし雑で下手だとしか思えないけれど、完全なギャグ漫画でお話がおもしろかったです。この漫画家さんは漫画原作者として関わった他作品があるようなので、本作も別の漫画家さんで描いて欲しいです。もっと続きを読みたいのですが、絵のクオリティがつらすぎるので。
絵が上品で上手だなあと思いながら読みました。ただ、現実的なあるあるよりも漫画家さんの理想や乙女ゲームキャラでよくこういう設定あるなあという話が多くて、読み進めるほどにじんわりとした不快感が蓄積されてしまって、個人的には好きになれませんでした。
そもそものplotが斬新でおもしろいです。長く読んでいると、こじつけなアドバイスもいくつかあったりするけれど、基本的にずっとおなじ展開で1話が終わり、それぞれ短いのでサクサク読めます。キャラクターがどんどん増えているけれど、それぞれ魅力があって楽しいです。
古書に関する知識がすごいな…と感嘆した作品だけど、青年誌とは理解しつつもやはり絵が好きになれませんでした。しっかりした絵だとは思います。お話は、後味の悪さが残るものが多かったかな。
小さな事件が大きな事件へ発展していく構成はミステリの王道だけど、こう繋がっていくのか! という驚きがあって上手だなと思いました。
大きな事件が終わり、続きが気になる感じのまま、このコミカライズは打ち切りになっているみたいですね…。
転調部分で、わりと深みにはまる構成になっていて、どうなるんだろう…と思いながら読み進めていたら、最後はうまくまとまっていたので「なるほど」となったけれど、うまくまとまっていたことだけ印象に残っていて、具体的にどうなったのか記憶にないです大苦笑
やっぱり最後がすこし駆け足気味だった気がします。
吸血鬼モノが流行ったときの作品なのでしょうか? もともとさほど好きなジャンルではないけれど、それにしてもお話が特に惹かれず…でした。
この漫画家さんの作品をいくつか読んでいて、基本的な絵は好きなのですが、分かりにくい絵や描写が多くて、読むのが疲れたり分からないまま飛ばさないといけないことがあるので不満が残るのも残念なところです。
設定により、一部のジャンルや作品が非表示になっています
薔薇王の葬列