1.0
ドレイを肯定するのは受け付けない
話としては、おもしろい。
4つの武器の勇者と言っときながら、主人公は盾の勇者で、盾は武器なのか?と思っていたら、本人も突っ込んでたところは笑えた。
主人公がなぜか底辺の盾の勇者に転生し、どん底から、おそらく周りの信頼を勝ち取っていくであろう展開は目新しく、おもしろいと思う。
でも、主人公がドレイと契約し、嫌がるその子に対して戦うことを強要するのは、見ていて気分悪かった。自分が戦えないんだからしかたないだろう、とドレイを肯定するところもサイアク。
悪役の勇者や王様が、ドレイを使うなんてと主人公を罪人呼ばわりしたり、俺が勝ったら解放する、というシーンではそちらに思わず肩入れした。
悪役が言うように、人が人を隷属させるというのは、あってはならないと思う。
これが、主人公が解放してあげたことに恩義を感じて自分の意志で一緒に来てくれる(桃太郎みたく)なら、良かったのに。
これが作品として肯定されている時点でおかしいのでは?とさえ思う。実際、このレビューでもドレイの漢字は不適切ワードとして弾かれた。
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盾の勇者の成り上がり