5.0
実家に愛されている話は、よきかな。
最初はよくある話だと思ってました。
確かに、政略的に皇太子と婚約→結婚、皇太子に愛人ができて離縁、(そして皇太子側は後悔)という流れは目新しいものではありません。
ですが、実家は主人公のことをちゃんと愛してくれてる、という点が気に入りました。最近のはやりは、妖もの、異能もの、中世もの、なんでもたいてい実家でも虐げられています。それだと、ちょっと気分がめげてしまう。でも、この話は実家では愛されて、味方でいてくれるので、ほっとします。
そして、お相手が「実は」竜人だったという設定。単に隣国の王子、とかではなく、種族が違う。それを実家の人は知っていて、王家には隠しつつ、二人のことを応援してくれているのが、またくすぐられます。
このあとは、相手からの溺愛、周りの人にも認められる、元旦那の後悔、愛人へのざまあ、など楽しみな展開が期待できます。
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捨てられた妃 めでたく離縁が成立したので出ていったら、竜国の王太子からの溺愛が待っていました