5.0
変わらぬのは、アシリパと杉元の信頼
金塊をめぐって
日露戦争帰りの兵士達と、
新選組の生き残りと、
ロシアのパルチザンと、
アイヌの人々と
が、繰り広げる冒険譚。
話中に散りばめられたアイヌの人々の暮らしや生活の知恵、北海道の自然についての説明がまた、いい。
登場人物が多いがきちんと描き分けられていて、物語に色を添えている。
しかし、その分しっかり覚えておかないと、途中で、敵味方入れ替わったり、違う場面の物語が同時進行するので、理解が難しい点も。
ちょうど真ん中あたりの網走監獄の決戦が、第一部の終章であり第二部の序章でもある。
敵味方を整理しつつ読むと、本当に面白い。
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ゴールデンカムイ