5.0
懐かしい
以前読んだのですが、今改めて読むと新鮮でした。
いろいろと忘れてもいたし、何よりもお話が進むのが早くてびっくり。
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源氏の君は、幼少期から美しい母の幻影、藤壺を見て育った。母がわりとも姉がわりとも親しくするうち、それが家族愛ではなくて男女の色恋であったと気付くと悶々とする。なんせ、父帝の女人なのだから手も出せない。恋焦がれる気持ちが、色々な女を求めることにつながっていく。決して、プレイボーイなわけではなかったが、結局はそのように恋多き色香の漂う男、今で言う超絶イケメン。現代と違うのは、色気が、香りとして匂い立つ、香り立つ、実際にいい香りがするとまで描写されていること。本当に、1000年経っても素晴らしい物語。それを漫画化して読者を楽しませるのだから、大和和紀先生は本当にすごい。
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源氏物語 あさきゆめみし 完全版