3.0
やっぱり苦手だった
本当はホラーって苦手で、漫画も映画も見たことは有りませんでした。
ですがちゃんとタグにもホラーと書かれていましたし、扉絵も綺麗でしたし
なによりレビューの評価も高く、無料分も多かったので読み始めました。
主人公はよしき。
同じ年の光とはずっと一緒に育ってきて幼馴染の範囲を超えていそうな雰囲気がしました。
BL好きな私にはホラーでもいけるかなと思いましたが、1話を読み始めてこれはやっぱり無理かなと。
光が1週間山で行方不明になったことがあるのに、光自身にその記憶が全くないと彼がいいます。
よしきはそれが信じられなくて、突っ込んで聞きますが、光はもうそんなのはどうでもいい。
それよりよしきは自分が居なかった間淋しくて泣いただろうと茶化します。
その後よしきは「おまえ、やっぱ、ひかるちゃうやろ。」と光に詰め寄ります。
行方不明から帰って来てからずっとそう思っていると。
「完璧に模倣したつもりやのに。」と言ってのける光の顔がドロッと溶けて顎から下に滴り落ちていきます。
この辺までが1話の中身。
残念ながらこの時点で、もうアウトでした。
お話はとても丁寧に描かれているし、人物そのものも描写がきちんとされていますが、
なんせ、既に背中がゾクゾクしてきて、内容どころじゃありませんでした。
それでも彼らの心情や生活感や友人との距離感なども丁寧に描かれているので、もっと読みたい気持ちにもなったのですが
私には5話までが限度でした。
こんなに評価が高くて丁寧な書き出しだったし、絵も細部に渡って綺麗に描かれているのに残念でなりません。
ホラー好きの方には堪らない作品だと思います。
そのうち、気分が落ち着いたら少しずつでも読めたらいいのになぁと思った作品でした。
-
3
光が死んだ夏