3.0
あらすじを読んで
実はホラー系はとても苦手です。
私自身が小さい頃から霊感が強いという事もあり、
自分で見たものは信じるられるけどそれ以外はなかなか信じられないんです。
なので、総じてホラーは殆ど読みませんし、
この「兄だったモノ」の正体が自分の目で見えないので非常に怖いです。
それなのになぜ読む気になったか。
それはあらすじに書いてあったこの一文。
”兄の恋人と私と「兄だったモノ」のおぞましい恋の話”
この三者?がどうやって恋をしていくのか、
兄の恋人と私の間でそういう感情が生まれるのは理解できますが、
兄が亡くなった今、兄の恋人と「兄だったモノ」の間にどういうものが動くのか
どういう形で恋が継続しているのかととても読みたくなりました。
今第1話を読み終わったところ。
扉絵からは何も感じなかったのに、本編の絵の中からは
背中にぞわっとするような雰囲気が所々に漂っています。
年齢をかなり重ねて来て、神経が研ぎ澄まされていた頃とは違い、
自分の感情を抑えたり、霊感をある程度コントロールできるようになった今、
私はこのお話から何を感じるのか、どう読み解けるのか
加えて同性同士の有り方をも捉えている本作にとても興味を持ちました。
いろんな意味でどこまで読み進めていけるのかは分かりませんが
少しずつでも丁寧に読みたいと思っています。
なので今現在は☆3とさせていただきました。
もし、これをすべて読み終えることが出来た時、また書き直すかもしれないなと思っています。
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兄だったモノ