お隣の男の子、怪我してたよね。
まさかバカ男に手を出された?
だから怒ってるの?
自分と重なるんだろうなぁ。
その自分だけど
詐欺師とカモじゃなくなってんじゃん。
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80位 ?
お隣の男の子、怪我してたよね。
まさかバカ男に手を出された?
だから怒ってるの?
自分と重なるんだろうなぁ。
その自分だけど
詐欺師とカモじゃなくなってんじゃん。
胸が苦しい程に気持ちが持っていかれてるって事なのね。
二人のリズムが出来上がってる?
バカ過ぎて騙しにくいんじゃないでしょ。
もう加賀谷さんに情が湧いちゃってるからでしょ。
加賀谷さんの真っ直ぐな想いに落ちそうな自分が怖いんでしょ。
確かにね。ご両親は長男のあなたに多大なる期待を掛けていたでしょうから。
透が言うようにご両親と弟さんに感謝こそすれ、文句は言っちゃいけないよね。
まぁ、加賀谷さんは世間話的にちょびっと愚痴っただけなんだけど、
職業を選べなかったというか追われてばかりいた透にとっては贅沢な話だもんね。
こうやって心が落ち着いていくのかな。
そしてその先に罪悪感が芽生えてくるんだろうか。
加賀谷さんはそんなにおバカさんじゃないと思うの。
もう気付いているんだよ。
でも彼が言う様に本当に透(敢えて本名で呼びたい)が好きなんだと思う。
抱いてしまったらそこで関係が途切れるって分かっているんだと思う。
本当にいろいろ裕福な人って疑う事を知らない人が多い。
きっと加賀谷さんもそうなんだろう。
ただ、ストレートじゃない彼は自分の嗜好を隠さなきゃいけないことは不幸だね。
そうじゃない世界になるのはいつの事だろう。
この国ではずっとずっとずっと先になりそう。
それがとっても嫌だ!
上手く乗ってくる?
それとも言い出したけど加賀谷さんを騙せなくなる?
さて、どっち。。。
お互いに考える時間が必要なんだと思うよ。
梓は言いすぎてなんかいない。
自分の心を閉じ込めても長続きなんてしないんだから。
寧ろ、今自分の気持ちを伝えて置かないと
樹はそれでいいと思っちゃう。
「諸行無常」ね。
おまじないにするにはいいけど、そんなに簡単には人間悟れないし
”無”になんかできないよ。
いいの、樹にとってもこれは試練。
自分がこの先サッカーをやっていくにしても人の気持ちを分かるようにならないとね。
樹、少し大人になれるかな。
そこが岐路かも。
積木の恋
012話
積木の恋 第六話-1