「奥様の存在がどれほどありがたいか」この感謝の言葉は耳に入っても、心には届いていないかもしれない。それだけ父より受けた心の傷は深く、簡単には治らない。ただリフタンが変わるのを待っていた人たち。たとえマキシーが無能でも見捨てることは無いと思う。
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「奥様の存在がどれほどありがたいか」この感謝の言葉は耳に入っても、心には届いていないかもしれない。それだけ父より受けた心の傷は深く、簡単には治らない。ただリフタンが変わるのを待っていた人たち。たとえマキシーが無能でも見捨てることは無いと思う。
リフタンはマクシーに夢中だな。このままではマクシー、傾国の美女に?いやはっきり物言う家臣(仲間)がいるから大丈夫だと思う。けど。
「梅雨が長引けばいいと思っている」この呟きにリフタンの本音が現れている。よっぽど王都の水が合わないのかな。マクシーは自分が原因と思い込んでいるけど、それだけではないと思う。
夫、リフタンのために、立派な領主の妻にために頑張るマクシー。でも百戦錬磨の商人相手に渡り合っていけるだろうか?無能と回りに知られたく無いと思うのはわかるけど、わからないことはわからないと言った方がいいと思う。父の影に縛られているけど、そこから抜け出した時に見える世界がある。そこに気づいてほしい。
マクシー、リフタン、マクシー、リフタン…。もう他に言葉はいらない。言葉より、心より先に身体がつながった。絵に描いたような幸せ。ごちそうさま。
失敗したことを謝るメイドに優しい言葉をかけるマクシー。その優しさに涙を流し心よりつかえることを誓うメイド。誰だってこんな人の所で働きたいよね。
もっと夫の言葉を信じて。もっと素直に甘えられたらいいのに。でも人は簡単に生き方を変えられない。と思っていたら、少しだけど変わりつつあるようだ。喜ばしいことかな?先は長い。
茉莉花の証言のおかげで事件は無事に解決。めでたしめでたし、とそうは問屋が卸さない。珀陽さまに「本物だ。見つけた」と言われたらもう逃げられない。もうハラをくくるしかないなあ。
お互いに代理のお見合いでまったりしている所へ、ひったくり事件発生。そこで茉莉花の才能が発揮される。ただその凄さにまわりはザワつく。そうなるよね。
宮女から女官長の推薦で女官になった茉莉花。誰もがうらやむ大出世。でも大切な物を失ってしまうようで。かつて仲の良かった女官は言葉もなく、目も合わせない。そこに複雑な思いが。
オークの樹の下
016話
第16話