トラダさんの投稿一覧

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21 - 30件目/全216件
  1. 評価:4.000 4.0

    溺愛からの溺愛話

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    家族にも溺愛される可愛いヒロインは王子妃の候補を選ぶ舞踏会に強制参加させられ、王室入りなんて大変な立場はごめんだと壁の花になってやり過ごそうとしたものの、無愛想な第一王子に婚約者として選ばれてしまう。
    気取らない変わったヒロインに、めったに笑わない冷淡な王子は却って惹かれていくパターン。
    ヒロインが誰にも虐待されずとにかく愛されているので、安心して読めますwまあそれもそこまで珍しい話ではないですが。
    絵も行動も可愛らしく、他の令嬢の嫉妬も上手くかわしていくマイペースなヒロインがいいですね。食い意地が張ってるのを隠しきれないのも小動物っぽいですw
    たまにはこういう話もいいかな。課金までするかどうかはちょっと悩みますが。

    • 1
  2. 評価:3.000 3.0

    中途半端なローカライズ

    話はあらすじ参照で。
    日本にローカライズしてるのは名前ぐらいで、たまに服装やなんかで違う国の話だなと思うと冷めやすいですね。ファンタジーやSFならさして気にならないんですけど。貧富の差が大きくてどうこうっていうのも……。
    この手のワンナイトもののよくある話かな。絵はまあ綺麗ですけど。

    • 2
  3. 評価:5.000 5.0

    遺作

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    三原順はこの話の連載中に亡くなりましたので未完ですが、描きかけの原稿やプロットが残っているので話は最後までわかります。
    純粋な好意が生む残酷な悲劇です。最終的にいつかジョディが救われないかと信じたいですが……。
    最後まで漫画で読みたかったですね。

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    様々な生き様と死に様

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    なんて書くと物騒ですが、はみだしっ子のスピンオフ的な話を含めてどれも読み応えがあります。
    原発問題を80年代に描いていたこと、セルフ・マーダーシリーズの生死描写の重さ。
    やはり三原順は三原順ただ一人で、似た人も後を継げる人もいない特別な漫画家だったと思います。

    • 0
  5. 評価:5.000 5.0

    人間描写とはこういうこと

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    ムーン・ライティングの過去話で、DDとトマスの少年時代の話がメインです。
    彼らが何を経験してきて、あのような大人になったのか。
    DDの生い立ち、トマスとの友情、何より彼らがどんな人間なのか、子供ながら破綻なくしっかり人物像が確立されています。物語ではなく、人間ありきの展開と悲劇。そして生き続けるということ。
    三原順の一番の傑作はこの話かもしれないと思っています。

    • 0
  6. 評価:5.000 5.0

    ファンタジーでコメディですが

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    やや残酷。一流シェフとして店を経営しているが狼男の血を引くためにある時期には変身してしまう美青年トマス。それも狼ではなく……。この青年の親友D.D.(ダドリー・デビッド)が主人公です。
    この話ではDDのあまりにも重い過去はあまり出てこないので、一風変わったファンタジーとして読めます。でも悲劇を内包した喜劇ですが。三原順の作風の幅の広さを感じさせますね。続編の「Sons」との差がすごいです。両方オススメですが。

    • 0
  7. 評価:5.000 5.0

    短編集ですが密度は凄い

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    かなり重い表題作や、明るい描写で酷い話等いろいろ入った短編集です。
    その中で「帽子物語」がとても良いお話なので、これでシメると読後感が良く救われます。
    最晩年でも短編でこれだけ描けていた、三原順の早逝が惜しくてなりません。

    • 0
  8. 評価:5.000 5.0

    ムーンライティングとは別の主人公

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    名前が同じですがムーンライティングのDDとは別のダドリーのお話。但し、生い立ち等の設定は近しいのでパラレルワールド的な話でしょうか。こちらはファンタジー要素はなく、重苦しさや作中の問題も一段上です。
    最後もダドリーはともかくこの子はこの後も簡単には救われないな、と感じる登場人物も残っています。
    但し話は密度の濃い中でしっかりまとまっています。余韻を感じさせるのは三原順の特徴ですね。
    これも傑作だと思います。

    • 0
  9. 評価:5.000 5.0

    古い話ですが傑作です

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    初期は古すぎて読みにくいかもしれません。家なし子の4人の少年が誰にも頼らず寄り添い旅を続けて生きていこうとする中、最終的には人の中で普通に暮らしていくだろう希望を感じさせて終わる話です。
    あまりにいろいろあるので説明しにくいですが、とにかく読んでみてほしい、としか言えませんね。二十代の若い女性が描いたとは思えない人間描写の密度です。
    三原順の話は重く辛く心を抉りますが、この話は最後はハッピーエンドだと私は信じています。

    • 0
  10. 評価:3.000 3.0

    序盤は大変胸クソが悪い展開

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    無料とギフト券で読み進めましたが、天才魔女が実験で他の子に魔力を移され、その記憶がないまま初恋の恩師に「天才魔術師がいるが他の魔術師が近くにいると具合が悪くなるので教育ができず、塔に閉じ込めている。魔力の弱いあなたなら彼に魔法の使い方を教えて外に出られるようにできるかもしれない」と言われて、その天才少年を指導する。
    で、めでたく塔を出られたところで彼は国に利用される形で連れて行かれるし、彼女は恩師にほぼ騙し討ちで教え子を傷つけるような状況になってしまう。
    最終的に上手く行くんでしょうけど、まあ酷い。実験そのものも、その後のヒロインの利用のされ方も。恩師にはなんらかの事情もあるのかもしれませんけど、序盤ではわからないので恩師の酷いやり方に気分が悪くなるだけです。
    課金してまで先を読む気はしないかな。

    • 0

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