5.0
穏やかに過ごせるお話
ヒロインのルシル、ルシルの雇い主の魔法使いの先生、そして町の住人、町の仲間たち(動物さん)、全てが好きです。
お話を盛り上げるのに登場するルシルの前の雇い主が多少キモいですが、左程酷い人は出てこないのも良き。
前の職場から解雇された後、食事しながらの次の職場探しを考えている時の
「穏やかに過ごした」思わずその気持ちすっごくよくわかると思っちゃいました。
先生の家も、家の周りに植物が多い事もルシル同様私好み。
植物の水やりは大変だけど気持ちが穏やかになりますよね〜
先生は最低限度なやり方でしか自己主張しないけどそこが先生の魅力。決してルシルを無視しているわけではない。
ソファーで寝ている先生を見て、亡くなっているのではとルシルが心配した事を知ると
「お昼寝中」のメモを置いてから寝る気遣いには、ほっこりしました。
メイドが長続きしない先生にとってルシルは貴重な存在。
ルシルにとってメイドの仕事はもちろんお給金目当てではあるけど、先生がより快適に暮らせるように
あれこれ工夫する姿はメイドの域を超えているような気もするけどね〜
魔法使いだけどいわゆる魔法物ではないし、ゆったりしたテンポで話が進むのにイライラする訳でもなく
読んでいて穏やかな気持ちになるなるお話で、おすすめです♪
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永年雇用は可能でしょうか