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フクロウと老狩人、最初は敵同士なんだけど、徐々にお互い通じ合うものが生まれているような感覚になっていくのが好きです。恐ろしげな見た目のフクロウが、石像の鳥に寄り添っている姿は涙を誘います。
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フクロウと老狩人、最初は敵同士なんだけど、徐々にお互い通じ合うものが生まれているような感覚になっていくのが好きです。恐ろしげな見た目のフクロウが、石像の鳥に寄り添っている姿は涙を誘います。
不機嫌顔の女流作家の語るお話、一見とっつきにくそうですが、ところどころに挟まれるコミカルなシーンがたまらなく面白い。段々、エルシィの顔もキュートに見えてきます。
物語もいよいよ佳境、ラストがどうなるのか楽しみです。
美しい絵と独特の世界観に圧倒されます。この、中東やゾロアスター教っぽい世界観、好きだなぁ。
こういう、殺伐としていながら粘り気のある世界において、明るく笑うキャラクターというのは本当に貴重です。
文鳥ってこんなに表情・感情豊かなんだ! と驚きました。人間ドラマならぬ鳥ドラマも、結構ドロドロしていて…… 読んだら小鳥を買いたくなること必至です。
SFが苦手な私には正直少し難しい話なのですが、それでもぐいぐい引っ張ってくれる魅力がたっぷり詰まっています。何よりキャラクターが、脇役に至るまでみんな素敵。
エドガーやユーリとのギャップが大きいですが、これはこれでとても魅力的! 学校に行きたい猫と、その希望を叶えてくれる人間と。どこか宮沢賢治の世界観が、妙にリアルなレオくんの作画とマッチしています。
谷川先生の作品に共通することですが、とにかく優しく柔らかい作品。
一話目のヒロインとか、万人に共感できる魅力があるわけでもないと思うんですよね。だけど、この夫婦二人の間で一つの世界が完結しているというか、これが彼らの形なんだなとスタンと納得できるものがあって、優しい絵のタッチと相まって、とても素敵な作品に仕上がっていると思います。
「百合と芍薬」が特に好きです。大好きな人の幸せを願って、自分の言いたいことは巧妙に隠したあのスピーチ。気持ちを知っているのは好きな人の夫だけ、というシチュエーションもまた切ない。切なさは谷川先生の真骨頂だと思います。
谷川先生の絵はいつでもとても素敵なんだけど、個人的にはこの頃の可愛らしいタッチがとても好きです。瑞々しい高校生にぴったり。
冒頭のポエム、「すごいもん書いてるなぁ」と私も思いました笑
表紙を見てお分かりでしょうが、とにかく爽やか! こんな学生時代を送りたいなぁと、読んだ当時とても羨ましかったです。
ヒロインは平凡なんだけど、明るくて諦めなくて、好きな人をずっと見つめる一途さがあって。とても魅力的です。
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邪眼は月輪に飛ぶ