そういえば破魔の弓って、平安時代を舞台にした小説では、弦を弾いて音を出して魔除けにしていたな。玲琳は弓を引いて矢を射てたけど、それも音を鳴らす為なんだね。
慧月は、酷い生い立ちの為に卑屈で攻撃的になってしまったのね。これは気の毒。だけど、誰も救ってくれない、愛してくれない、玲琳は気付いてくれなかったと恨むのは、気持ちはわかるけど見当違い。なぜ救われるのを待っているのか、救われたい愛されたいのなら何故自ら動かないのか。
ここで玲琳と慧月が対照的であることが示されてる。
それから冬雪はやっぱり流石で、いくら玲琳のように振る舞っても、側近く仕えた者の目は誤魔化せなかったのね。玲琳である慧月が傍から見たら人が変わってしまって見えるように、やはり中身が滲み出てしまう。
しかし大事な主を害されて逆上しているとはいえ、慧月の表面上しか知らずに罵声を浴びせてしまっている(気持ちはわかるけど)。他家の雛女なのに、日頃から蔑んでいた証拠だろう。
そして憎さのあまり、大事な主の身体を押えつけ、刃物を突き付けてしまっており、完全に冷静さを欠いている。玲琳の前では見せない本性のようなものなのか。
玲琳の身体の慧月が死線を彷徨っているときのあの描写、ただの病気ではないということなの?
莉莉が嵌められそうになったのと関係ある?
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ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
024話
慧月、見破られる(1)