慧月は玲琳の言うように根性と行動力はあるのに、それを自らの道を切り開く為に使うことをしないできてしまったのね。
境遇には同情するし、それゆえに内にこもり誰かの助けを待ってしまったけど、状況を変えるのは自分自身だということになかなか気がつけない。
そんな慧月を優しく許すのかと思いきや、そこはごめんなさいでしょ?と指摘する玲琳。全て他人のせいの慧月をやんわり窘めてるというか。
普段はほんわかしてるのに、こういうところは器量が出てる。
玲琳のおかげで素直になれた慧月が、朱貴妃と蠱毒の話をしてくれそう。これで二人で協力することになりそうね。
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ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~
031話
玲琳、目覚める・後(1)