国を守る立場のこのばあさんの判断は間違ってはなかったと思う。
ロランの母への誠意や、ロランに対しての愛情もあったのだと思う。
だけど、肝心なところで「国を守る」という大義名分の皮をかぶった我欲が出てきちゃうんだな。所詮自分以外は駒でしかないから、本人達の意思も都合も関係ないし、大義の前では踏み潰してもいいものになってしまう。
そもそも、自分の息子と孫の教育に失敗したのはばあさんで、その尻拭いをようやく命を繋いだロランがなぜしなければならない?
王権の存続の為に協力はするだろうけど、その為にようやく掴んだ幸せを犠牲にさせるなんてもってのほかだわ。なんか別の方法を考えろ。
例えばロランが王位を継ぐのなら、クロエは高位貴族の養子にして身分をなんとかしてから王妃にすればいい。そりゃ反発はあるだろうけど、そここそばあさんが頑張るところでは?
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離縁されました。再婚しました。
029話
第 29 話 ロランの出生