ここまで読んできて、最も難解で最も深い回だった気がする。
槙生たちの母はやっぱりいい親ではなかったんだろうと思う。
事故後の警察?でのシーンから葬儀まで、親戚だと思ってたくらい朝の祖母感はなくて、祖母だと思って読み返すと違和感だらけだった(だから槙生の母だと思わなかったんだし)。
朝のことは可愛いのだろうけど、頻繁に会ってたわりには最も支えが必要な時にほぼ面識のない槙生に託し、親類の前で朝に聞かせなくてもいいようなことを話題にしても平気。
そして金銭的な事情はあったのだろうけど引き取らなかった上に、朝の身の振り方を主導的に決めようともしなかった。守るつもりも、責任を取る気もなかったということだろう。
それなのに槙生が言いたいことを言ったから、あの後大変だったと。どの立場で言ってるんだか。
最初に読んだときは槙生しか身内がいなかったのだと思ったんだけど、祖母とわかって読むと???ってなる。
そもそも祖母と叔母がいればその二人でどうするか決める話で、親戚が出てくる場面でもないし、盥回しの前に取れるべき手段が他にあって、順番がおかしい。
そういうことも含めて狡くて鈍いなのかしら。
でも、そんな母でも槙生のことはよくわかってる。母には母なりの考えがあったのかもしれない。
結局みんな、身内であっても自分以外のことはわかってないことも多いんだと思う。それがわかってるから、槙生の主観で姉の話を朝にはしないし、朝を見てると姉の知らない部分を実感するんだろう。
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違国日記
039話
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