一部の好事家(笑) そうよ、あなたのことです笠町くん。
だけど、一部の好事家は惚れたら沼に嵌るのよ、きっと。珍獣だから(笑) 自信を持てって送り出す醍醐がすごい面白くて、よかった。
笠町母の弁当記録は、笠町のことを思ってというより自分のよかれを押し付けた記録でもある。でも、だからといってそこに愛情がないわけじゃない。母本人に押し付けの自覚がなかっただけで、母の中では笠町のためのつもりだったのだろう。笠町だって今はわかってる。
その後に続く槙生の「どう受け取るかは受け取り手の問題」っていうのにハッとさせられるよね。押し付けでも愛情と受け取るかどうかは自由だし、だけどそれがわかれば相手の考えを理解できることもある。
こういう槙生だから、笠町は好きなんだろう。
しかしそれは槙生にとってもブーメランで。姉のあの言動をどう捉えるのか、別な角度から見られたらどうだったんだろう。
姉が朝に日記を書いていたのは、槙生との関係がきっかけだったのかもしれない。わざわざ言わなくても伝わってるなんてことは幻想だっていう経験からだったりして。
そして槙生はほんとに慎重ね。
姉の書いた通り20歳で渡してやるべきなのか、亡くなってしまったから今なのか、朝に決めさせるべきなのか。まだ大人になりきれてない朝のことを考えて、どうするのが最善なのか悩むのね。そして失敗してはならないって思ってる。
朝も聞いてしまったし、朝が決めたらいいのではないかな。
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違国日記
052話
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