ああ、ようやく言ってくれた。
っていうか、まずはそこからだろうよ(笑) それがあってからのプロポーズでしょ、普通は。
自分のことをハリージュが好きだなんて露ほども頭にないから、ロゼの中では勝手に終わらせて完結されそうになってるじゃん。
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ああ、ようやく言ってくれた。
っていうか、まずはそこからだろうよ(笑) それがあってからのプロポーズでしょ、普通は。
自分のことをハリージュが好きだなんて露ほども頭にないから、ロゼの中では勝手に終わらせて完結されそうになってるじゃん。
いろいろお断りの理由を述べてはハリージュに論破されてるロゼだけど、まずはちゃんとハリージュの気持ちを聞きたくはないの?
「幸せになれる」がどうしてか聞きたくない?
何らか利用価値を見出されてるのであれば断ればいいし、ロゼのこと好きなんだったらまあそれでも理屈は捏ねるんだろうけど、ひとまず嬉しいじゃん?
耐えるハリージュが面白いし、いろんなことを思うロゼがせつない回。
もう対象がロゼになってたのだから、魔法暴走のような苦しみはないはずで、それなら突き飛ばして家に閉じ込めとけばよかったような気もする。
だけどロゼにとっては、まやかしでも二人で過ごしたい時間だったのよね。
そしてプロポーズは今じゃないだろ···
効果が切れたとはいえ、その影響が疑われる時にしてはいけない。
なんで今した? もう我慢できなくて?
慌てて素を晒しまくったあげくに、どうにもならなくなってうわーんって泣いちゃうロゼがかわいいよ(笑)
でもこんな時に餌付け(焼き芋)の効果が出ちゃって、子供たちに見られるとはなんてお気の毒な。
ハリージュが我慢してるのはわかる。
わかるんだけど、ロゼと違って、自覚してから自制するつもりはなかったのだろうから、なんていうか薬に乗じてぐいぐいくるし、若干図々しい(笑)
この人が言ってくれたね。
この状況と同じだよって。相手に気持ちがあったりするとまた違うんだけど、ひとまず五十嵐から見たら同じだってことはわかった方がいい。
幼馴染みのことをあれこれ言われたくないし、気にしすぎるのもよくないけど、これは五十嵐がちょっと無神経では?
気にしてるの知らないわけじゃないんだし。
むしろ安心させようとしたなら、下手くそすぎる。
この人いくつなんだろ
あー、こうなっちゃうのか。ちょっと予想はしてたけれども。
レオーネは和平の為に嫁いで来たとは言っても、普通の姫がする以上のことをしてくれて、元から好きだったのもあって衝動的に行動してしまった結果、拒絶されたとベルトルドは思ってる。
だから、絶対に自分の思いをぶつけてはいけないし、ゼルジオスのことを頼ってはいけないって、頑なに思ってるんだよね。
そもそも、彼女の人生に犠牲を強いたのは自分だという思いがあるんだろう。
そして出てきた言葉は「アルデーリアの人間」だから。最悪だ。言葉が足りないのもあるだろうけど、これ以上レオーネが頑張らないように、ちび殿下や他の使用人が彼女に頼らないように、あえてだったのかもしれない。
さすがに困惑するレオーネを見て、しっかりしてたのはちび殿下。レオーネを信頼してるからこそなんだろうけど、言ってることいちいちごもっともだし、この場でベルトルドに指示ができるのは、幼くても庇護下であっても自分しかいないことをわかってる。
ベルトルドを止められなかったことを詫び、それでも感謝してるというちび殿下が尊い(笑) この短い期間で何年分の成長をしたのかしら。
で、最後はやっぱりレオーネね。
自分が話をしてくるからと詫びる殿下に微笑むところ、大変頼もしい。こんなの、殿下が落ちないわけはないんですわ。
とはいえ相当頑なになってそうなベルトルド、レオーネは説得できるかな?
どっちも良家なんだよね? そんなホテルのロビーみたいなところで待ち合わせする??
で、律人に聞こえるかもしれない距離でそんな話しないでしょ。聞こえなくても表情は見えるんだし。
贈られた服を寄越せとか、もう···幼稚園児か! 服がなくなれば律人が気付くし、なぜいつまでも楓が黙ってると思えるんだろ? この縁談は破断になったらこっちの家はまずいんでしょ?
もうちょっと上手く展開できないすかね。
ああ、こうなっちゃう(笑)
誤って惚れ薬を飲んじゃったのは、高価で危険な薬の管理がなってない(怒)って思ったけど、ロゼが対象になってしまう流れは自然で秀逸。
すでに好きなのに薬で効果がブーストっていうのはロゼの時と同じで、逆パターンを見せてくれるなんて、なんてサービスなの···
全量は飲んでないのでどれくらい効果が続くのかわからないけど、キスしないようにするくらいの理性は残ってたみたいなのに、このあとどうなっちゃうんだろう??
そして違うと気付いて捨てたって···高価な薬なのにもったいない!!
どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。
047話
第18話(2)