5.0
ミリアンと幸せになって欲しい
カリナは、自分の兄弟妹ばかりを気にかけ大事にする両親から、空気のように扱われ、存在すら忘れられ、
両親から愛される事を諦めて寂しく生きている。
寂しさを絵を描く事で紛らわせているが、その画があまりにも素晴らしいが為に、自分の命を削る事になるが、絵を描く事は止められない。
町医者に、芸術病で、余命一年と診断され、愛してくれない両親の元で、我慢ばかりをして暮らすより、自由に生きたいと、家族間で決められ、婚約式でただ一度あっただけの婚約者のもとに、2ヶ月も馬車に揺られて旅立つカリナ。婚約者ミリアンは、突然現れたカリナに戸惑いながらもお客としもてなす。
婚約者が時折見せる優しさに、癒されるカリナ。
ミリアンにも、芸術病の事を知られてしまい、悩みながらも全て話すカリナ。
カリナの事を案じ、遠くまでカリナを探しに行く町医者。
カリナの家族を診察している医師も、町医者の話から、カリナが、自分が診ている娘の姉と知る。
両親が娘の病名を知り、ぞんざいに扱った事を反省する日が来るのか?
カリナが病を克服し、ミリアンと幸せになれるのか、次が気になります。
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余命わずかの脇役令嬢