4.0
さっぱりと展開早めです(全話購読済み)
とっっても貧乏なアイトレフ男爵家の美男美女双子であるベルとステファンは、今日も領地領民を守る為、自分達が身を粉にして働き、更に身銭まで切っています
土地が痩せているため、収入が少なく、領民も苦しい…難経営の中、なんとかしないと破綻しそうな未来が見えてきた矢先、王宮勤めの両親から手紙が届きます
なかなかの名家、ブロテール侯爵とグロンベルグ公爵からの仕事の依頼…
話を聞いた二人が驚くのは無理もありません
なんと!婚約関係にある令息アーヴェルト・ブロテール、令嬢エレナ・グロンベルグにそれそれが取り入り、偽の恋人関係を育んで、彼らに恋愛経験を積ませた後に、姿を消して欲しいというのです!!
いや、人の気持ちなんやと思ってんの?とドン引きしつつも、世間の風潮に添い、純血主義が揺らぐのを良しとしない現当主達の総意であると、多額の謝礼を提示され、成功しなくても…の金額を見て二人は美人局を受ける事を決めます
領地の改革の為、そして両家の両親の総意の為、二人はブロテール侯爵家へと向かいます
(幼少期から婚約を結んだ、公爵家と侯爵家の二人にとって、確かに恋愛は縁遠いものだったのだろうと想像できます)
そして、対面したエーヴェルトとエレナに、奇しくも惹かれていくベルとステファン…
そんな二人の気持ちの揺れを知ってか知らずか、エーヴェルトとエレナは何やら調べて、二人でこそこそと内緒話…この疑似恋愛ごっこには皆々様『隠された思惑』がありました
そんな思惑などどこ吹く風で、恋愛模様は甘やかで、男の子達は優しい感じの俺様スパダリです♡
最終的に、1番の問題であった両家の総意にも沿う解決となってますし、領地も改革でき、結婚したくない二人は、結婚したい相手と結ばれて、ハッピーエンドの大団円を迎えます♡
ただ、展開は早めだし、さっぱりしてます!
怖いくらい、エーヴェルトの作が上手くと見せかけて…黒幕?策士がもう一人♡
最後まで読めば、壮大な計画は誰が作り出したのかわかって、スッキリ腑に落ちる事でしょう
絵もさっばりしてて、綺麗?可愛い?の中間くらい
ただ、表情がシンプルながら愛らしく、言葉や感情には共感できます
お先に楽しませていただきました♡
作者様ありがとうございました♡
- 7
貧乏令嬢の素敵な誤算