そういえば、前の話でレイモンドも「国王陛下」と呼んでたなぁ。アレクシスもだけど、国王は子供達とは疎遠だったのね。まぁ、毒を盛られた相手に「父」などと呼ばれても怖気が走るか…だってあまりにも、レイモンドは醜悪だ。
王としての器が微塵もないのは周知として、それ以前に余りにも多くの命に血濡れた手で王冠を頂けると思うなど…思い上がりも甚だしい。
罪に穢れてもなお「正当な血筋」を声高に叫ぶばかりなのは、彼にそれ以外の価値がない証拠。能力も、人望も、何もない無能であると自ら喧伝してる哀れな状態。惨め極まるわ。
権力は行使するものの所有物ではない
統治される者の同意の上に執せらるるべきである
血筋より、能力である
だからこそ、権利平等に兄弟肩を並べて、研鑽の日々を送らせてくれた国王の教育は正しい
…兄弟水要らず、かぁ。。。
同じ場所で学んだ、確かな過去も経験もあるのに、こんなにも遠く、離く、悲しいところまで来てしまったのね…レイモンド。
もう、生き恥を晒すというレベルの話ではない。逃げられる、逃げれば何とかなると思ってる所がこの後に及んで甘すぎる!
城の周りはおろか、王が認知する抜け穴の先まで、兵の配置は終わってるに決まってるじゃない。攻めながら、王は王城に忍び込み、背後から現れたのよ?早く行かないと!じゃないの、もうチェックメイトなのよ。目の前でだけ、駒が動いてるゲーム盤の上じゃないのだからw
御付きの者の一人もおらず、剣の才能もないのに、サマンサを庇いながら逃げられる訳ないのよ
それに、既に王の帰還は続々周知され、騎士たちは敵を認識し直してることでしょう。
今まで部下を人と思わず冷遇し、使い捨てにし、多くの命を無意に奪った報いを、公衆の面前でとらせるのは、転生前の彼女と彼女の家族の為でもある。同じ苦しみ、同じ辱めを、立場の違いによりより苛烈に味わう羽目になるのよ。
っていうか、さっさと殺されて楽になれると思うなんて、甘すぎる。どこまでいっても自分勝手で呆れるわ。
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逆行令嬢の復讐計画
067話
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