常和さんの投稿一覧

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評価5 8% 13
評価4 29% 46
評価3 37% 58
評価2 17% 27
評価1 8% 13
61 - 70件目/全142件
  1. 評価:3.000 3.0

    現代の女傭兵が異世界の騎士に

    元々が女傭兵で仲間に始末されて気づいたら異世界の女騎士になっていた...という珍しい設定。過酷な状況で育って戦争や暗殺に従事していたわりには荒んでいないが、どこか人形めいていて異世界の人間味溢れる騎士たちや思慮深い王子からは奇妙に映る。前世の技量を活かして訓練や潜入を行うが、敵の大魔法使いに雇われることになり彼の置かれた苦境に寄り添うことに。魔法を習いつつ敵軍の情報を集めていたが、兵士から性的暴力を受けそうになり、殺害して逃亡。スパイ疑惑をかけられて大魔法使いは苦しい立場になりつつも主人公を擁護し、決戦では命をかけるが......。
    がっつり潜入パートがあって面白いが、冗長に感じる人もいるかもしれない。全体的に展開はゆっくりめで淡々と進む。

    • 0
  2. 評価:4.000 4.0

    日陰の王女が鳥になって自由を得る

    内乱の最中に鳥になってしまった王女が、伝書鳥になって戦地を飛び回り自軍を勝利に導くのが序盤のお話。鳥になって言葉が通じないのは不便なものの、王家のしがらみを離れて自由に飛び回り、将軍に怒られつつも自ら状況を探り自軍に貢献できる立場は充実していた。長い間行方不明だった王女の身体は敵軍の人質になっていることがわかり、何とか取り戻すものの毒で目を覚まさない。苛立ちから鳥の爪で攻撃してしまい、それを目撃した将軍との間に禍根を残すことに。見回りに出て攻撃され、鳥が瀕死になると今度は王女の身体に戻ったものの、鳥だったことを将軍に言えずぎくしゃくした関係になるのが中盤です。
    鳥の間はそのコミカルさとシリアスな戦場がいい具合にブレンドされていたのですが、人間に戻ってからが本当にまだるっこしい。王族の立場を考えれば仕方ないのですが、展開まで遅くなってしまって中だるみ感があります。

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  3. 評価:2.000 2.0

    描写不足のダークファンタジー

    王子と偽った王女の遺体を召喚された悪魔が操って、田舎の平民から玉座を目指す...らしいのですが、設定が込み入っているわりにはしょりすぎて状況が把握しにくいですね。妃が悪魔召喚して遺体を動かしたなら、何故田舎の孤児として平民になっているのかと......。王位継承の争いで暗殺されたにしても、戴冠を望むならせめて貴族の養子としないと厳しいのに、田舎の孤児で成り行き任せとは意味がわからない。
    悪魔の魅了と代償も端的すぎて何が何だか。

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  4. 評価:4.000 4.0

    愛憎入り乱れる復讐劇

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    よくある悪役令嬢とヒロインの入れ替わりかと思いきや、皇太子は野心に溺れる謀略家で二人の衝突の原因であり、ヒロインの命すら利用するつもりだったという衝撃の展開。Wヒロインというか、公爵令嬢がヒーローというべきか。
    お互いの人生も思っていたのとかなり違い、ヒロインは神力の都合で軟禁されて育ち、公爵令嬢は虐待親の関心を引くため猛烈な努力を重ねていた。公爵は残酷で理不尽な人物で、乳母を殺害。それを看取ることになった幼馴染みは罪悪感と忠誠心、恋慕が入り交じる激情を公爵令嬢に抱き、入れ替わったヒロインに厳しく接する。ヒロインも努力するものの地雷を踏み抜いてしまう。とはいえ自分を愛情など微塵もなく使い捨てるつもりだった皇太子を目の当たりにし、公爵令嬢を一途に慕う幼馴染みに憧れのようなものを抱く。どこまでも利己的な公爵に対しては公爵令嬢なら考え付かない方法で逆襲したものの、乱入した皇太子が告白してくる謎の展開。神力に気づいたのか何なのか。
    一方ヒロインに入れ替わった公爵令嬢は、入れ替わりの真相を究明するうちに皇太子の謀略で殺されかける。持ち前の剣技を発揮するも、鍛えていないヒロインの身体では厳しく追い詰められる。ある人物の助けで乗り越え、偽装工作を図るがこの時ついた嘘が後に問題になる。
    そうこうするうちに王家に破滅の託宣が降りて、 闘争はますます混迷を極めていく。
    複雑でシビアな展開ですが、スリル満点で引き込まれます。

    • 1
  5. 評価:2.000 2.0

    わがまま兄妹

    妹姫のわがままを全面的に支持して警備に穴を開け、魔族に心臓を奪われるどうしようもない兄王。聖剣の加護で一命をとりとめるものの、妹姫は甘やかしすぎて代役もこなせない。追い詰められた妹姫は聖剣と契約して魔族から心臓を取り返すことにするが、聖剣もかなりの難物で妹姫は詐欺だと嘆く......。
    妹姫は最低限の教育も受けてないし、兄王が諫言を無視して災厄を招く無能さで、この王家を応援する気になれない。
    絵は端正な方だと思います。

    • 0
  6. 評価:1.000 1.0

    絵が綺麗でもきつい

    初っ端から展開が意味不明で、主人公はやり直し?のはずなのに幼すぎて要領を得ません。皇帝が隣国?の人魚と通じてその子供が主人公らしいのですが、皇帝本人は人魚と知らない??上に水色の髪を見ても思い出さない奇妙さ。初回では冷酷な皇帝が人質の王子に滅ぼされたらしく、主人公は亡国回避のために初回より早く皇帝のもとに献上品に紛れて行きます。皇帝の暴挙をとめて王子と接触するものの、そもそも主人公が献上品を食べたのが原因という情けなさ。その後の礼儀作法もろくにできない。...やり直しだったはずなのに。流石についていけません。

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  7. 評価:4.000 4.0

    破天荒な主人公

    自分の立場のためにマッチポンプをやるくらい善悪で言えば悪側の主人公で、正直好みは分かれますが、精霊との冒険は面白いです。
    倫理観は冒険者としては珍しくないもののかなりアウトローで、少年漫画の難儀なライバルといった風情。途中から殺害も辞さなくなるので、苦手な人は止めておいた方がいいと思います。倫理面に関しては、仲間と衝突して嫌な展開になります。
    一方で綺麗な絵柄で繰り広げられる戦闘や魔法は吸い込まれるような美しさで、主人公が口八丁で窮地を切り抜けたり、格下の悪党を叩きのめすのはある種の爽快感もあります。
    総じて絵柄を少女漫画にした少年漫画という印象でした。

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  8. 評価:2.000 2.0

    設定に無理がある

    寝所で寵姫と入れ替わった平民の教師が、皇帝と協力して真相を探るという話ですが、12話まで読んで多重人格や憑依の方がまだ納得がいく状況でした。寵姫の出身も貴族ではないようなので痣の位置が同じ双子とかもあるかもしれませんが、とにかく不自然。皇帝が入れ替わりを信じているなら、主人公に対してもっと警戒するはずだし、信じていないなら医師に検査させるなり祈祷師でも呼ぶなりするはず。寵姫に対する愛情を主人公に向けているかのような描写の一方、寵姫の行方を追うという謎の言動。行事ごとも調査が終わるまで体調不良として休ませればいい話なのに、十分な打ち合わせなく出して窮地に陥らせる...この皇帝は思慮が浅いのか何なのか。
    いろいろ無理があります。

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  9. 評価:3.000 3.0

    丁々発止のやりあいが面白い

    リアブリックとの細かい駆け引きや思うようにいかないルネサンス画家との関係、病弱学生との入れ替わり、思うところある侍女との同盟...なかなか全容は掴めないものの陰謀劇として面白く読み進めましたが、課金しなくてもいいかなという感じです。漫画は打ち切りだそうですし。
    絵は華麗ですがどうしても陰気くさいですね。
    公女と平民が替え玉するならルネサンス設定は無理があるのではないかな。どうしてもリアルの歴史がちらつくので。

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  10. 評価:4.000 4.0

    宮廷の陰謀劇

    婚約者の第二王子を裏切って第五王子と通じ、彼の戴冠まで身命を賭けたものの義妹に奪われた主人公がやり直す話。
    第二王子ときちんと付き合い、義妹を従姉妹のまま据え置き、第五王子の策略を潰し、挙動不審な父を精査して悪事を暴き、自らが叙爵されるや皇后が参戦。
    そこまできても主人公を毒で蝕んだ黒幕すらわからない。
    従姉妹は手癖の悪い小悪党に過ぎず、謀略の中心は第五王子と皇后のようだけど、回帰してても大変な相手。
    宮廷劇としてよくできているが、恋愛要素は薄めで絵柄の癖は強いので、そこは好みが分かれるところ。

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