2.0
仏頂面の主人公でスローテンポ
冤罪で賠償金を払い終わった後、皇太子に呼び出され、就職先の同僚とともに証拠の再審査をしにいくという話。
主人公は過酷な体験から無表情が多く、同僚もひょうひょうとしていて掴みにくい。筆跡鑑定士はひねくれ者。騎士は実直で穏やかな人物。どうも味方の会話がつまらない。そこに敵方の嫌味弁護士だの、事件で関係悪化した知人の令嬢だの、傲慢な皇太子の友人だのが出てくるストレス展開。
これで話の展開が早ければまだしも、冤罪事件の背景も皇太子の件も同僚の正体もひっぱる。
主人公も自分の意思がはっきりせず、同僚に流されているように見えて受け身がちなのも、なかなかしんどいですね。復讐の主体者は誰だよって感じです。
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ロマンスは復讐のあとで