Aino さんの投稿一覧

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1 - 6件目/全6件
  1. 評価:5.000 5.0

    救済者に救済はあるのか?

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    本ネタのトレースは未読です
    表紙の絵に惹かれて読み始めました
    残酷なシーンもあり、規制の緩かった80年台のB級C級のホラーやサイコサスペンスに馴染みの無い方にはショックを受けるかも知れません
    現在読める最新話まで読んでいますが、まだ主人公に得体の知れない不気味さがあります
    彼が行っている事は、彼にとっては善行であり、それを続けることで、(来世で?)彼の「想い人」に再会できると信じている。
    「想い人」は壇の初恋の人?で、すでにこの世には無く、実は彼自身の手で●したかった?
    被害者にとっては壇はある意味「救済者」であり、「善行」を行い続ける果てに彼の望む「救済」は本当にあるのか?彼自身は本当にそれを信じているのか?
    壇は法で捌けぬ者に代行者として罰を与えているが、映画で良くあるような「敬虔さ」は無く、この「仕事」を楽しんでいるようなところがあるのが怖い
    罰を与えた者の絶望の表情をカメラで取り、コレクションしていたり、人をキャンプファイアーしておいて、ヒラヒラと舞い踊ったり
    趣味と実益を兼ねて一石二鳥というか、、、
    ある意味ホラー
    人に絶対オススメとか、絶対読めとは言えないが
    私はおっかなびっくり読んでます
    次はトレースも読んでみたいと思っています

    • 1
  2. 評価:5.000 5.0

    二瓶先生が萌エに目覚めてしまった

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    「ブラム」は連載時代から読んでいて、その時はスゴイモノを見てしまったと思い、画集まで買ってしまった思い出深い作品
    何処までも続く構造物、果てしない流れの果てにようやく見つけた希望と、救済までの気の遠くなるような旅
    その世界観に虜になっていました
    「ブラム学園」を読んだ時は、すごいショックで衝撃を受けました
    原作では不気味で怖いサナカンが可愛いゴスロリのサナカン先生に、クールビューティーのシボがツインテールの電脳アイドルみたいになってパンチラ、ラッキース◯べのキリイ君、、、
    二瓶先生が萌エに目覚めてしまわれた記念的作品
    私自身も萌えに目覚めてしまった、、、

    • 0
  3. 評価:5.000 5.0

    本当に終末を願っているのは誰?

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    三瀬龍の「百億の昼と千億の夜」などを愛読していたので、世界の滅亡を企む神(超越者)と存続を願う存在(人間・半神)の闘いのストーリーが好きで、この作品もめっちゃ好きです
    最初は単純なバトル物として楽しんでいましたが、ストーリーが進むにつれ何かウラがあるのでは?と思うようになりました
    まずは神々の存在。
    どの神話が最も古いのかは非常に難しい問題であり、現在の神話研究ではそのこと自体、重要視されませんが、比較的新しい神であるギリシャ勢が神側の元締めとして大きな顔をしている点
    もっと古い、メソポタミアなどの忘れ去られた神々は?
    「金枝篇」などでは、メソポタミアの豊穣の女神であるイシュタル→ギリシャのアフロディーテ→ローマのディアナと彼らは海や国を渡って別の存在となっているようですが、漫画の現状ではギリシャ勢が大きなダメージを受けています。
    人類の滅亡とは別にそれを望んでいる神々がいるのでは?ギリシャ勢を弱らせ復権を企んでいる神々がいるのでは?
    個人的にアヤシイと思ってるのは北欧勢?と思っていますが、実はヘルメスも?
    ヘルメスも元は古代エジプトの知識の神トトであるという説があると聞いたことがあります
    エジプト神話の中でも古い存在であり、トトもまた何処からかやってきた存在とも言われています
    ?→トト→ヘルメス→?→北欧のオーディン?
    と考えると???
    次は人類を救おうとしているブリュンヒルデ
    北欧神話は様々なバリエーションがあり、この漫画のモデルがどのブリュンヒルデかは断定できませんが、単純にワーグナーのオペラの「指輪」が彼女のモデルと考えると、ワーグナーのオペラでは、傲慢なオーディンが世界の運命を握ることができる「指輪」を掠奪し、指輪を奪った代償として呪いを掛けられます
    最終的には、オーディンの代わりに、オーディンの孫であり、ブリュンヒルデの甥であり夫であるジークフリートが呪いを受けて、死にます
    真実を知ったブリュンヒルデは、夫と共に生きながら火葬されることを望み、その炎により呪いは浄化され、指輪は元々あったラインの川に返される
    そして自ら炎に飛び込む前に、ある山に繋がれていたロキを解放し、神々の世界を滅ぼすように命令します、神々は滅び、人間の世界が始まるという結末です
    愛する夫を神々の欺瞞のために失った、彼女の怒りを考えると、本当に終末を望んでいるのは?と考えさせられます

    • 0
  4. 評価:5.000 5.0

    長年の謎が解決した傑作

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    吸血鬼モノが好きで、ブラムストーカーからアンルイス、映画も色々見ました
    それらを読んだり観たりしたときいつも疑問に思っていたのが、狼男、人狼、ライカンという存在でした
    彼らは力も強く、日光も平気、人間の血液も必要としない。
    それに比べて、彼らの主人である吸血鬼は、非常に脆弱な存在(神祖などの一部の吸血鬼は除く)。
    何故人狼は、自分たちより脆弱な吸血鬼に従う存在として描かれてきたのか?何故主人である吸血鬼にヘイコラして反逆しないのか?
    この長年の疑問の答えが、この作品で明らかになりました
    (私の知識が不足していただけかもしれませんが)
    フジリュー先生は「封神演技」の頃からの大ファンです。あの頃の絵のタッチも非常に懐かしく一気読みしました
    漫画→原作と読みました
    ある人物の描かれ方が、違う点が非常に興味深いです

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  5. 評価:5.000 5.0

    何故そこまで山に登に惹かれるのか?

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    イノサンからのファンです。
    この作品は新田次郎が原作ということは知っていました
    イノサン→本作→原作と読み進めました
    原作と時代設定が違いますが、主人公が純粋すぎて、上手く笑顔すら作れない不器用なところなど上手く描けていると思います。
    最後の山に登る前ぐらいから、読むのが辛すぎて、、、
    最後は漫画で初めてボロ泣きしました
    最終巻の不吉なイメージの表紙も興味深いです
    ラストについては原作と決定的な違いがあります
    坂本先生が何故その選択をしたのか
    原作と違う結末を考えたのは「いつ」なのか?
    エピローグで「あの日」の様子が描かれていたので、何か願いを託したくて違う結末を描いたのかもといろいろ考えさせられます
    それともエピローグ自体、死にゆく者の心の世界なのか、、、

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  6. 評価:5.000 5.0

    ◯◯◯◯すぎるセト様

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    エ◯アドでエジプト神話物に興味を持ちこちらも購入しました
    読み始めたらどハマりして全話購入しました
    エ◯アドの叔父様は「美しすぎる孤高の叔父様」です
    こちらのセト様は「ツンデレの別嬪さん」です
    両者とも、上品な赤毛ストレートヘアの美人でめっちゃド直球です
    オシリス様については、こちらは「ゆるふわな王様」で、エ◯アドのほうは、ちょっと愛が重すぎるというか、、、
    ぜひ読み比べをオススメします!
    エジプト神話については、イシスとオシリスの物語ぐらいの知識しかありませんでしたが、wikiなどを参考しつつ、相互補完すると面白いです

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