5.0
リデア国の娘ティナーリアはリデア国の敗戦により隣国のバルディン国の皇太子キースと結婚をすることになります。
昔リデア国が幼いキースを人質としていた際に世話係をしていたティナーリア。
ティナーリアは幼い頃から不遇な環境で育っていましたが、この時キースの優しさに触れ彼に恋をします。そしてキースを内緒でバルディン国に返すことに。
彼との久しぶりの再開が結婚式当日、キースはあの時の少女がティナーリアだと気付いてもいませんでした。
リデア国が戦争で残虐非道なやり方だった為、バルディンの人々はもちろん、彼女の周りは敵ばかり。ティナーリアを良く思う人はキースも同様1人もいませんでした。
様々な人から嫌がらせをされても、彼の側に居られるだけで幸せと、彼に迷惑をかけないようにと健気に振る舞う姿がとても切なくなり、読んでいるといつも応援したい気持ちになります。彼女の良さに初めて気付いてくれてた孤児院の院長にはありがとうと何度も心の中でさけんでました。ティナーリアと過ごしていく中でキースの考えや気持ちも少しずつ変化が現れてきているので、早く両思いになって報われて欲しいです。
一話一話は短いので、物足りなさはありますが、内容も絵もとっても素敵なので、是非是非読んで貰いたい作品です。
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望まれぬ花嫁は一途に皇太子を愛す