5.0
50年前の作品なのにセンセーショナル
重厚なイメージだったが、読むととてもライトで笑いながら読める。オスカルが男装の麗人なのも当たり前に知られていて、みんな心が広い世界観。
ライトに読ませながら、架空のオスカルを除いたフランス革命はほぼ史実通り。オスカルを通すと、階級、革命、権力者の愚行がわかる。人の生き方を考えさせられる。
本を読むことで気づくことの多さにも感謝。戦争、コロナ、五輪、偏った報道などでやっと人間社会の醜さや理不尽がまかり通る本質がわかりかけている私だが、これを20代で描ける池田先生はとんでもない偉人だ。
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ベルサイユのばら