5.0
原作の骨太な世界観、流麗に描く絵師の力量
待ちに待った作品が、やっと登場しました!
感謝しか有りません。このサイトでようやく堪能出来ます。有難い。
この作品には、原作が有りまして、まだ連載中です。ですが、どなたの意向か不明ながら、一部原作通りのコミカライズにはなっておらず、別作品としても楽しめるところが、粋な配慮です。
主人公は、原作では、死に面して転生者としての記憶が呼び起こされ、その後各場面毎の、内面の多くのモノローグが作品の1つの魅力として読者を惹きつけてゆきます。
然し、コミカライズでは、セリフやモノローグは多用されず、その代わりに、少しの表情の差異や、動作や、微かな呼吸等、この絵師ならではの、美しく切なくやるせない、繊細な表現が、胸に迫ります。
大前提が、竜人の唯一無二の番の話。竜人の寿命か1500 〜3000年とされているのに、人はせいぜいが100年。それでも、全身全霊を捧げようとする竜人のセレスト、そして戦闘用ドレイとしての身を救われ、保護され名付けてもらった少女のユイ。二人を取り巻く、同じ戦闘用ドレイだったディシ−、セレストの一時期師であったハイエルフのヴァランティ−ヌ、セレストの同僚の竜人、双子のエルフの近衛騎士の弟達。他にも、沢山のキャラクター達が、地に足をつけて人生を生きています。その関わりの中で、2人がどんな変化を得てゆくのか、楽しみにして見守りたいと思います。
兎に角、絵師が素晴らしい。選択に感謝するしか無い!ナンタって、戦闘シ−ンが迫力と速さが凄くて良い!静止画の様な戦闘画は、此処には無いです。
ファンタジーなのに、ソレだけでない作品。読むべき、見るべき作品と、強くお勧め致します。
-
10
元戦闘用奴隷ですが、助けてくれた竜人は番だそうです。