3.0
1ミリも泣かず
私があまのじゃくなのか……。
様々な夫婦のかたちがありますので、余命宣告をされた後の過ごし方に正解不正解は無いとは思います。それぞれの夫婦がそれぞれの時間を過ごせたら何よりです。
そう前置きをさせていただいた上で、この作品の率直な感想を述べさせていただきます。
余命わずかな妻がとことん嫌な奴になった場合、果たしてその死後に夫は『せいせいした』となるでしょうか。
朗らかだった妻が病気で自棄になり残りの時間を幸せに過ごさず死んでいったことに、夫は無力感をおぼえるのでは。もしくは、妻からかけられた辛辣な言葉の数々がトラウマになって、ずっと引きずるのでは。
もちろん辛いのは死にゆく妻ですが、それでも残される夫のために何かしたいのならば、思いきり笑顔で余命を存分に生きた方が、夫も悔いが残らずその後も前向きになれるのではと感じました。
あくまでも私の感想です。
最後に、遺影について。
遺影は大勢の他人の目に晒されるものです。妻が夫にだけ見せたごくごくプライベートな表情を遺影に使って他人に晒すというのは、さすがに違うのでは?
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大好きな妻だった