チールーさんの投稿一覧

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31 - 40件目/全408件
  1. 評価:3.000 3.0

    1ミリも泣かず

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    私があまのじゃくなのか……。

    様々な夫婦のかたちがありますので、余命宣告をされた後の過ごし方に正解不正解は無いとは思います。それぞれの夫婦がそれぞれの時間を過ごせたら何よりです。

    そう前置きをさせていただいた上で、この作品の率直な感想を述べさせていただきます。

    余命わずかな妻がとことん嫌な奴になった場合、果たしてその死後に夫は『せいせいした』となるでしょうか。
    朗らかだった妻が病気で自棄になり残りの時間を幸せに過ごさず死んでいったことに、夫は無力感をおぼえるのでは。もしくは、妻からかけられた辛辣な言葉の数々がトラウマになって、ずっと引きずるのでは。

    もちろん辛いのは死にゆく妻ですが、それでも残される夫のために何かしたいのならば、思いきり笑顔で余命を存分に生きた方が、夫も悔いが残らずその後も前向きになれるのではと感じました。
    あくまでも私の感想です。

    最後に、遺影について。
    遺影は大勢の他人の目に晒されるものです。妻が夫にだけ見せたごくごくプライベートな表情を遺影に使って他人に晒すというのは、さすがに違うのでは?

    • 5
  2. 評価:5.000 5.0

    読めることの幸福感

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    ポイント消費が止まりません。どうにも続きが読みたくて……。

    まずは大量の無料をありがとうございました。1日に12話も読ませていただいて幸せでした。もうどっぷり、作品の世界に浸らせていただきました。
    結果、無料分が終わっても抜け出すことができず、まんまと続きを読んでおります。

    素敵な作品です。細やかで優しく、愛のあるストーリー。魅力溢れる登場人物たちの表情を見事に描いた絵。ずっと読んでいたい思いに駆られます。

    獣人であるヒロインの藍月は、皇宮で殺された弟の仇を討つため、性別を男と偽り、第四皇子に仕える従獣となります。かつては弟もこの第四皇子の従獣でした。
    獣人は人種差別を受けていて、皇宮でも藍月や他の皇子の従獣たちは人間から差別的な扱いをされます。
    ところが、主人である第四皇子の天耀様は違う。藍月を差別するどころか、温かく優しく、曇りなき心で接してくださる、王の器を持った方でした。そして天耀様は、藍月の弟の死を悼み、美しい墓を建てていました。
    弟の仇と思っていた相手が実は弟を大切にしてくれていたことを知った藍月は、天耀様に徐々に心を開いていきます。天耀様もまた、藍月を男だと思っていながらも、なぜだかどうにも惹かれていって……。

    弟を殺めたのは誰なのかというミステリー要素と、藍月と天耀様の心打たれる恋愛要素が絶妙なバランスで配合された、読ませるストーリーです。人物の心理描写が、切なく美しい。
    登場人物たちが魅力的で、天耀様の兄に当たる三人の皇子たちがどなたも個性的かつイケメン。従獣たちも個性豊かです。天耀様に仕える太博がまた良きキャラで、私個人としては太博の立ち位置がとても愛おしいです。

    • 3
  3. 評価:5.000 5.0

    瞬時に惹きつけられる

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    読み始めてすぐに没頭しました。ストーリーも絵も素晴らしく、登場人物たちの魅力にハートを鷲掴みにされました。
    陽気で情に厚い青年アルマと、クールとオラオラが同居する女性タオの2人が、表向きは繁華街の問題解決屋として、裏では禍々しい化け物相手の掃除屋として活躍するストーリーです。

    最初のエピソードで、アルマの出自が明かされます。辛い宿命を背負って生まれてきたアルマが、人として人のために生きようと心に決めて戦う姿に、胸を打たれます。

    エピソードの面白さが抜群です。話ごとに出てくる登場人物たちに感情移入しながら読んでいます。

    • 3
  4. 評価:5.000 5.0

    すごい

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    書店で平積みしてあるのが気になって、こちらで読んでみました。まさかこういうジャンルとは思いもよらず、一気にズルズルズルッと呑み込まれてしまいました。

    何って、まず冒頭からがっつりネタバレをさせてくる構成がすごい。『なんだか光の様子がおかしくて、日々過ごしているうちに、少しずつ何かが……ひょっとして……』という進行ではなく、もう始まって数ページで『光がこうなりました』とモロに見せてくるという。私はそこで心を鷲掴みにされてしまい、もう目を離せなくなりました。

    よしきの葛藤、光とヒカルの慕情、村の不穏な空気、それぞれが絡み合い、そこに夏の暑さがまとわりついて、なんとも言えない手触りを醸し出しています。絵を見ているだけでも、なぜか肩で息をしてしまうような。

    • 3
  5. 評価:5.000 5.0

    深い。じっくり考察したい作品。

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    ネタバレ多数あります。結末のネタバレもあります。作品をまだ読んでいない方はご注意ください。

    学年新聞に4コマ漫画を連載している小学生の藤野は、見栄っ張りでカッコつけで、周囲からの高評価を内心喜びながらも『漫画なんて別に』とうそぶく日々を送っています。
    ある日、同じクラスの不登校児・京本の凄い画力を目の当たりにして、負けたくないと徹底的に練習をして画力を上げるも、どうやっても京本の絵に敵わないと悟り、加えて、四六時中描き続けていることを友人や家族に冷ややかな目で見られるようになってしまい、藤野は漫画を描くことをあっさりとやめます。
    ところが、ひょんなことから京本が自分の漫画の大ファンだと知り、そこから藤野は再び漫画を描く、描く、描く。

    藤野が『京本が死んだのは自分のせいだ』と考えた時に唐突に起こる分岐がとても印象深い。
    パラレルワールドの卒業式の日、破られた4コマの切れ端を見た京本は部屋から出ず、藤野に出会いませんでした。
    けれど結局、京本は美大に進学します。藤野が部屋から連れ出しても出さなくても、事件に遭遇するという結果は一緒だったんですね。
    ただ、パラレルワールドでは事件現場に藤野が登場します。小学生の頃に漫画を諦め、空手を続けていた藤野が、京本を救う。そうしてこの後から二人が一緒に漫画を描き始めるのだろうと推察できます。

    小学生の時に出会っても、大学での事件後に出会っても、二人は一緒に漫画を描くことになっていたんですね。京本の寿命は違っているけれども、どちらの世界でも二人は出会って漫画を描きました。強固な縁で繋がっていたのだと思います。

    ストーリーを通して、4コマ漫画の存在がとても効果的だと思いました。
    『出てこないで』という切れ端の4コマは、京本の死を惜しむ藤野の切実な願いとなって時空を超えます。それを受け取ったことで、パラレルワールドの京本は生き延びました。そうして、京本は大学の事件後にとある4コマを描きます。それが京本を失った方の世界の藤野の手に渡ります。

    鎮魂、救い、様々な言葉が思い浮かびました。苦しくも前を向いて歩いていこうと思える何かをもらえる作品です。

    • 3
  6. 評価:5.000 5.0

    大好き

    もう、登場人物たちが放つ個性といったら。みんな最高に魅力的です。
    まずは主人公の恵。見た目はそこはかとなく美しく、性格は男前。見ていて惚れぼれしてしまいます。
    そしてゲンゾー。アホで粗野で乱暴者で、けれどなぜかカッコいい不思議な男。めぐを好きすぎてどうしようもなくなっちゃうところがまた、なんともグッとくる。
    他にも何人も恵を好きな男子たちが登場するのですが、みんななかなかいい。強い奴も弱い奴も、イケメンも凡人も、みんな恵のために男を磨いてカッコよくなっていきます。
    子供時代の恵にかけられた呪いが、全編をとおして恵の言動や行動のベースになっています。ちょっとした謎解き要素もあり、結末に意外なサプライズありで、最後まで楽しめる作品です。

    • 3
  7. 評価:5.000 5.0

    ヒーロー!

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    中高生の娘たちが夢中になって読んでいるので、どんなお話かなーと私も見てみたところ、物語の導入部からどんどん引き込まれました。
    まず、主人公のヒーロー熱に圧倒されました。ヒーローオタクという設定がいい。自分もヒーローになりたい、人を助けたいという強い思いが、あのヒーローノートに凝縮してるんだなあとグッときました。
    そしてきらびやかに登場する、主人公が尊敬するレジェンドヒーロー。カッコよくて、大きくて、優しくて、世界の全部が彼に守られているかのように感じるほどの存在感。……そう思った矢先、衝撃のフォルムチェンジ(⁉︎)に目が点。
    主人公のライバル男子は、ヒーロー志望なのに言動や顔面がノットヒーロー(笑)でも実は熱いヒーロー魂を持ってるんですよね。
    クラスメイトたちが個性豊かでとてもいい。悩みながらも仲間を思い助け合って成長していく姿は青春そのものです。そしてさすがはヒーロー志望たち。まだ卵ながら皆しっかりヒーローの信念を持っていて、危険を顧みず悪に立ち向かっていく姿に胸を打たれます。
    登場人物の数がとても多いので、推しを見つける楽しさもあると思います。娘たちはかっちゃん推し、私は相澤先生に夢中です。
    ふとした一コマが劇的に面白かったり、笑いの要素もふんだんに盛り込まれています。たった一コマで死ぬほど笑ったりします。

    • 3
  8. 評価:5.000 5.0

    文学作品のような漫画

    耽美で退廃的な小説を読んでいるかのよう。ホラーでもあり、ミステリーでもあり。

    主人公は鹿ノ子だと思いますが、視点は様々な登場人物に移動します。それぞれの過去や心の内が少しずつ晒され、物語の全容が徐々に見えてきます。

    どこかおかしい人、どう見ても異常な人、暫定的に正常だと思われる人、もうこの世にいない人、そして人ではないモノ……各々の関係が絡み合いながら進んでいくストーリーは謎だらけで、それが少しずつ明かされていくにつれ、人物たちの深い闇に引きずり込まれていく感覚です。ハマるとなかなか抜け出せない。

    絵は個性的で、人物が突然に鳥肌が立つような不気味な表情を見せることがあり、夜中に一人で読むと想像以上に怖いです。

    • 2
  9. 評価:4.000 4.0

    観戦に行きたくなる

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    野球場に携わる皆さんを描いた作品です。働く皆さんが活き活きとしていて元気をもらえます。
    ビールの売り子さんが背中に20キロも背負っているとは!しかも延々と階段を上り下り。本当に体力勝負ですね。

    私にとって球場は、行こうと思えば行ける距離にあるのに遠い場所です。野球が大好きなのでもっと足を運んでも良さそうなものなのですが、なんというか、超特別なご褒美感というか、数年に一度の観戦の日はもう本当にスペシャルデーです。
    この作品を読んで、純粋に球場に行きたいなあと思いました。久しぶりに行ってみようかな。

    • 3
  10. 評価:4.000 4.0

    なんと微笑ましい

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    旦那様アルトルにやられました。めっちゃカッコいいです。容姿が良いのはもちろんのこと、さりげない気遣いや無理強いしない優しさが素晴らしい。クールを装いながらも主人公にメロメロなのも、なんとも微笑ましいです。これはずっと見ていたい。

    主人公は過去のトラウマで男性恐怖症になっています。辛いのは主人公なのに、それに腹を立てて怒鳴り殴る父親のなんと愚かしいことか。
    これからは素敵な旦那様の愛に包まれて、傷ついた心をゆっくりと癒していけますように。

    • 3

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