5.0
こんな過去があったとは
東村さんの作品は好きで色々読み漁っています。
『ママはテンパリスト』も作者の個性がわかりますが、本作は作者の人格形成のすご〜く核となる部分を描いてます。恩師との関係性がとても素敵。絵描きになりたくて美大に行ったのではなく、マンガを描きたいからだったという動機を、ずっと先生に言えなかった、この苦悩がなんとも切ないです。
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東村さんの作品は好きで色々読み漁っています。
『ママはテンパリスト』も作者の個性がわかりますが、本作は作者の人格形成のすご〜く核となる部分を描いてます。恩師との関係性がとても素敵。絵描きになりたくて美大に行ったのではなく、マンガを描きたいからだったという動機を、ずっと先生に言えなかった、この苦悩がなんとも切ないです。
主人公と同じ目線で、着物についての知識を得られます。着物の柄は絵でわかりますが、色や生地の質感は登場人物の言葉から想像します。それでもカラーページでなくても、着物の色や生地の具合が頭に浮かんでくるような感覚があります。着物って日本人の総合芸術だなぁと思いました。
放射線技師というものの仕事について、深く知ることができます。年齢的に病気に気をつけなくてはならない時期にきていて、特に乳癌検査の話はとても学びが多かったです。ネットで何でも調べられる時代ですが、漫画だと分かりやすいし覚えやすいので、ありがたいです。
主人が勧められて購読。アイヌの文化と知恵が素晴らしい。かなり残酷なシーンもたくさんあるのに、クスッと笑えるところもあり、ハードさが中和されてる感じ。この作品を描くのに、アイヌ語をはじめとするアイヌの文化、北海道開拓史、帝国陸軍について相当な下調べが必要だったはず。そのエネルギーが見事に作品に活かされていて脱帽します。
日本は精神科を受診することに対するハードルがすごい高い。偏見や誤解が多いのが原因。カウンセリングに行く感覚で、もう少し気楽に行けたらいいのにと思う。この漫画は沢山の事例を扱っている。治療方法は個人によるだろうけど、精神を病むことについて理解が深められる良作。
絶滅した狼を題材にしたお話。人狼なんて…と思いきや、設定や伏線が面白くて、今出てる巻を一気読みしてしまいました!狼の絵に躍動感や愛おしいさを感じます。そこも魅力です。
主人公の愚直なまでの、ジャズに対する思いが溢れ出る作品。こんなにも夢中になれる物があること、絶えない情熱、ぶれない心が羨ましくも感じます。
小玉ユキさんの作品大好きです。無駄な線がない絵もいいですね。少女漫画にありがちなキラキラ大きいおめめじゃないんですよー。すごくシンプルなのに雄弁な絵です。方言もいい!
これを読んで「おわら風の盆」を初めて知りました。都市近郊に生まれ育ち特に田舎もない者にとっては、その土地土地の伝統行事には憧れの念をいだきます。行ってみたくなりました。
20代のころ、富士山の弾丸登山しました。職場の人たちと金曜日仕事終わりに五合目まで車で移動し、仮眠後に夜中から登るスケジュールでした。当然頭は痛くなりましたが、もう二度と富士山に登ることはないだろうと、無理して頂上まで行きました。
岳を読むと、装備不足、知識不足、登山を甘くみていたがゆえのアクシデントが沢山出て来ます。
自分の弾丸登山を恥じました。
「手紙」の話が特に泣けましたね。
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かくかくしかじか