5.0
読むと元気になれる作品です。
天才子役だったケイトが、9歳のときの舞台での出来事を機に引きこもりとなるが、エルリストンというフリースクールでの真の仲間との出会いをきっかけに再生していくストーリー。
物語が進むにつれ、どんどん強くなっていくケイトの姿にとても勇気をもらえます。
そして、徐々に惹かれていく浩一との恋愛模様がとてもいい。紆余曲折を経て、ふたりの想いが実った瞬間は、我が事のように嬉しかった。
最後の方で、大きな舞台の主役を得て、9歳の自分を連れて舞台に向かう姿も感動した。
すごい長編ではないので、何度も読み返しています。
ケイトは、浩一は、いつから相手に惹かれていったんだろうと思いながら。
そして、自分ももっと周りの人たちに優しくしなければと思いながら。
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